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ふくしま会津牛の一貫経営へ 喜多方市 湯浅卓也さん・諒也さん

2026年07月17日
     
ふくしま会津牛と福粕花を育てる牛舎で、卓也さん(左)と息子の諒也さん
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 農業者の高齢化が進む中、喜多方市で、伝統ある「ふくしま会津牛」の生産と次世代を見据えた挑戦が進んでいる。


 長年肥育を担い、2015年に法人化した湯浅卓也さんのもとに、農業大学校を卒業した息子の諒也さんが就農。これを機に新たに繁殖部門を立ち

 農業者の高齢化が進む中、喜多方市で、伝統ある「ふくしま会津牛」の生産と次世代を見据えた挑戦が進んでいる。


 長年肥育を担い、2015年に法人化した湯浅卓也さんのもとに、農業大学校を卒業した息子の諒也さんが就農。これを機に新たに繁殖部門を立ち上げ、肥育・繁殖の一貫経営へと大きくかじを切った。


 父の卓也さんは、ふくしま会津牛と県のブランド牛「(ふく)粕花(はっか)」を生産している。(もと)(うし)導入時は血統の相性だけでなく、自ら市場へ足を運び体形や状態を見極める。会津管内の畜産農家が協議して決めた独自の配合飼料を使用し、地域全体で品質向上に取り組むことで、良質な肉質と市場からの高い評価を得ている。


 「福粕花」は、出荷の3カ月前から酒かすを追加で給餌するため飼料費は高くなるが、「和牛を味わってくれる人に本当に良いものを届けたい」と、肉質や脂肪の色合いが良い福島ならではの特色を生かしたブランド牛の生産に尽力している。


 繁殖部門を担う諒也さんは、「中学生のころから実家を継ぐつもりだった」と話す。北海道の大学で黒毛和牛について専攻し、実践的な飼育技術を学んで就農した。現在は22頭の繁殖牛を飼育し、今後は約30頭規模への増頭を見据えている。卓也さんは「ゆくゆくは肥育にも携わり、地元の畜産業をけん引してほしい」と期待を寄せる。繁殖で子牛を育てる技術は、肥育での良質な素牛の確保にもつながる。


 親から子へ技術と情熱を引き継ぎ、盤石な一貫経営を築くことが、地域畜産業の未来を支えている。

 (喜多方市農業委員会・清野朋大情報員)

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