「棚田貸します制度」で美観守る 千曲市・姨捨地区
2026年06月26日



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姨捨の棚田は千曲市の千曲川左岸、三峯山の北東側、山腹斜面の標高460㍍から550㍍の範囲に広がっている。1999年5月に「姨捨(田毎の月)」として国名勝に指定され、2010年2月には重要文化的景観に選定された。2020年6月には「月見」を
姨捨の棚田は千曲市の千曲川左岸、三峯山の北東側、山腹斜面の標高460㍍から550㍍の範囲に広がっている。1999年5月に「姨捨(田毎の月)」として国名勝に指定され、2010年2月には重要文化的景観に選定された。2020年6月には「月見」を主題としたストーリーが「月の都 千曲」として、日本遺産に認定された。
千曲市は棚田の保全、都市と農村の交流を進めるため、1996年度から姪石地区で「棚田貸します制度」(棚田オーナー制度)を実施している。市が特定農地貸付法により棚田を地権者から借り受けて会員を募集し、貸し付けをしている。体験コース会員は、田植え、草刈り、稲刈り、脱穀の各行事に参加し、収穫物(お米)は全て会員のものになる仕組みだ。
開始から30年以上たつが、遠くは北信五岳や眼下の千曲川の流れを望み、四季を感じながら稲作作業を体感できる。きつい手作業もあるが、地元農家で組織されている「千曲市姨捨棚田名月会」の指導・サポートを得ながら、田植えから脱穀までこなしてきている。本年度は既に田植えが終わり、棚田耕作の本格的なシーズンに入っている。
姨捨の棚田はおおらかな曲線を描き、階段状の「土坡の棚田」は日本の原風景を感じさせる。山に降った雨をたくわえたり、洪水や地滑りを防いだりといった重要な役割を担っているため、これからも皆で守るべきものと同市は考えている。








