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鶏ふんを堆肥化しペレット加工 機械散布に適し省力化に期待 浅川町・酒井養鶏場

2026年04月17日
     
酒井さん
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 浅川町の㈲酒井養鶏場では、自社農場で発生する鶏ふんを堆肥として加工・販売している。同社は2025年に国の補助金を活用し、鶏ふんを堆肥に加工するためのコンポストと、堆肥をペレットへ加工する機械を導入した。ペレット状に加工した堆肥は通常の堆

 浅川町の㈲酒井養鶏場では、自社農場で発生する鶏ふんを堆肥として加工・販売している。同社は2025年に国の補助金を活用し、鶏ふんを堆肥に加工するためのコンポストと、堆肥をペレットへ加工する機械を導入した。ペレット状に加工した堆肥は通常の堆肥と比べて成分はほぼ変わらず、においは軽減される。加工する際の苦労は水分量の調整だ。従来の30%程度から25%まで下げてサラサラの状態にする必要がある。調整がうまくいかないと機械に詰まり、うまくペレット状にならないという。

 調製されたペレットは扱いやすくブロードキャスターなどの機械での散布に適しているため、省力化になることから利用拡大が期待される。また、市町村によっては、有機肥料の購入が補助金の対象となることから生産者の関心も年々高まっているという。一方、情報が十分でなかった時代に、誤った使用法により作物に病害が起きたことで、鶏ふんそのものにマイナスイメージを持つ農家も少なくないため、その払拭(ふっしょく)も必要だ。

 代表取締役社長の酒井宏典さんは「堆肥づくりと施肥両方の観点から、職人技に頼っていた部分を機械化し、担い手不足などの問題を解決していきたい。鶏ふんの堆肥は肥力も申し分ないため、適切な時期に施肥すれば十分な効果が見込めることを多くの方に知ってもらいたい」と語った。

 問い合わせは、酒井養鶏場浅川農場(☎0247・36・3427)まで。

 (浅川町農業委員会・生田目麻貴情報員)

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