ビワ「なつたより」の芽かき 果こん枝2本残すと果数増え大きさ同等に

2026年08月28日
     
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 ビワ「なつたより」は「茂木」より大果で良食味になるが、樹勢が強く徒長しやすいため高木化し、収量が少なくなることが課題だ。


 そこで、果こん枝(着果痕から発生した新しょう)からの伸長を抑えてコンパクトな結果枝を育成するとともに、収量増加を図る

 ビワ「なつたより」は「茂木」より大果で良食味になるが、樹勢が強く徒長しやすいため高木化し、収量が少なくなることが課題だ。


 そこで、果こん枝(着果痕から発生した新しょう)からの伸長を抑えてコンパクトな結果枝を育成するとともに、収量増加を図るため、果こん枝の芽かきの処理方法と処理時期を検討した。


 その結果、ビワ「なつたより」の果こん枝を2本残す芽かきの方法=写真=は、従来の果こん枝を1本残す方法に比べ、収穫果数が多くなり、果実の大きさは同等となったため収量が増加した=表。また、果汁糖度、酸含量など果実品質に差はなかった。さらに、7月中旬以降に、果こん枝を2本残して芽かき処理することにより、結果枝長は短くなり、副しょうの発生も少なく、コンパクトな結果枝となった(データ省略)。


 なお、7月末までに枝の剪定と誘引を行い、着果させる層の日当たりをよくし、枝を充実させるとともに、樹体の衰弱を避け、安定した生産を継続するため、着房率は60%までにとどめる必要がある。


 (長崎県農林技術開発センター 果樹・茶研究部門 ビワ・落葉果樹研究室 髙見寿隆)

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