「届く食育」へ新たな一歩 農家とアイドル、知恵を絞る
北海道農政部食品政策課と石狩振興局農務課は8月27日、北広島市の農業学習施設「クボタ・アグリ・フロント」で「食育事例発表会inいしかり」を開いた。多様化する食育の先進事例を共有し、継続や拡大に向けたアイデアを深め合った。
事例発表では、㈲
北海道農政部食品政策課と石狩振興局農務課は8月27日、北広島市の農業学習施設「クボタ・アグリ・フロント」で「食育事例発表会inいしかり」を開いた。多様化する食育の先進事例を共有し、継続や拡大に向けたアイデアを深め合った。
事例発表では、㈲タカシマファーム(北広島市)の髙嶋良平さんが登壇。年間4回開いている親子参加型の稲作体験プロジェクトを紹介した。
田植えや稲刈りだけでなく、生育過程の観察や天日干しまで体験させる意義を強調。「作物を育てるには除草剤などの管理も必要。お米を食べる場では、大人に向けて農業の現状も伝え、食べ物の本当の価値を知ってもらっている」と語り、保護者への意識改革の即効性や、伝える農家自身が楽しむ大切さなどを訴えた。
続いて、北海道文教大学(恵庭市)の小塚美由記教授と同大学発の食育アイドル「えにわっ娘.」の白恵ららさんが、「食育に関心がない人にどう届けるか」をテーマに発表した。
従来の「集める食育」から「出向く食育」への発想の転換を掲げ、イベントの場などで歌やダンス、クイズを交えて伝える「食育×アイドル」の取り組みを紹介。それらが評価され、第9回食育活動表彰(ボランティア部門)で農林水産大臣賞を受賞したことも報告された。
白恵さんは「活動を通して世代を超えた考え方を学び、自身の成長にもつながっている」と実感を込めた。
質疑応答や懇談では、「誰に何を伝えるか」「楽しく伝えること」の重要性が改めて確認された。参加者は発表後、会場の施設を見学して、農業への理解を深めた。
石狩振興局農務課のコメント 今回の学びを活かし、地域全体で食育活動がさらに広がることを期待する。









