【農業最前線】地域おこし協力隊から担い手へ 富山市・井上俊明さん
2026年05月22日


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地域の担い手不足が課題となる中、地域おこし協力隊制度を活用した移住者の活躍が注目されている。富山市山田地域の元隊員井上俊明さん(52)もその1人だ。静岡県出身の井上さんは、兵庫県神戸市のホテルで飲食関係に従事し、食べ物を通じて農業に関心を
地域の担い手不足が課題となる中、地域おこし協力隊制度を活用した移住者の活躍が注目されている。富山市山田地域の元隊員井上俊明さん(52)もその1人だ。静岡県出身の井上さんは、兵庫県神戸市のホテルで飲食関係に従事し、食べ物を通じて農業に関心を持ち、コロナ禍でその思いを一層強めた。
移住先を探し2020年、田舎暮らしの体験ができる「とやま帰農塾」に参加し、「直感的に〝ここだ〟と感じ」移住を決意した。
協力隊の任期は21年8月から24年7月末までの3年間。任期満了後は当地に定着し、現在190㌃の農地で水稲やジャガイモ、啓翁 桜などを栽培している。
水稲では自然栽培(無肥料・無農薬)に取り組んでいるが、昨年は猛暑や渇水による収量減という課題に直面した。今年からは自然栽培を継続しつつ、生産の安定性を確保するため一部で有機栽培にも着手する。
これまで、地元農家や集落営農組織から機械を借り、技術を学びながら関係を築いてきた。現在は直売所をはじめ、都市部の専門店や個人の客層へと販路を広げている。
「地域のお役に立ちたい」との思いを胸に、「ここでの暮らしは生きている実感がある。まだまだ自分の可能性を感じられる」と語る井上さん。その挑戦は地域に新風を吹き込んでいる。
(富山市農業委員会)








