除草の新たな“担い手” レンタルヤギ 昭和村農委会が実証実験
2026年08月14日
昭和村農業委員会は、村内の農地保全と景観維持に向け、7月16日から8月15日までレンタルヤギを活用した除草の実証実験を行った。
近年、高齢化や担い手不足に伴う耕作放棄地の増加が地域の課題となっている。特に傾斜地の除草作業は、地域住民に大き
昭和村農業委員会は、村内の農地保全と景観維持に向け、7月16日から8月15日までレンタルヤギを活用した除草の実証実験を行った。
近年、高齢化や担い手不足に伴う耕作放棄地の増加が地域の課題となっている。特に傾斜地の除草作業は、地域住民に大きな負担がかかる危険な作業であり、過去には負傷者が出たこともある。
このため、同農委会ではヤギの旺盛な食欲と急斜面を苦にしない習性に着目。実験では、村内の耕作放棄地や農道の法面に、葛尾村の「㈱牛屋」からレンタルしたヤギ10頭を放牧した。除草効果や周辺環境への影響、管理の手間などを検証していく。
ヤギによる除草は騒音や排ガスが発生しない環境配慮型の取り組みであるほか、動くものを見つめる習性が獣害対策になる可能性もある。また、愛らしい姿が地域住民の心を和ませ、コミュニティー活性化の効果も期待されている。
同農委会事務局の木村大輔主事は「機械はオペレーターが必要だが、ヤギは人間が休んでいる間も草を食べ続けてくれる。必要に応じて機械と動物の役割を分け、持続可能な農地維持の新たな選択肢として有効性を検証したい」と話し「将来的には獣害対策への応用も視野に入れている」と意気込みを語る。鳥獣害や労働力不足に悩む他地域からも、今後の成果に高い関心が寄せられている。
(昭和村農業委員会)









