夏秋トマト隔離型培地耕システム 導入進み情報共有 高山市・はげした農園
2026年08月07日
高山市で夏秋トマト95㌃を栽培する「はげした農園」は「夏秋トマト隔離型培地耕(3S)システム」を導入し、安定した栽培を実現した。
代表の兀下大輔さん(44)は幼いころから家業を手伝い、大学卒業後の2004年に就農。品質と収量の向上に力を注
高山市で夏秋トマト95㌃を栽培する「はげした農園」は「夏秋トマト隔離型培地耕(3S)システム」を導入し、安定した栽培を実現した。
代表の兀下大輔さん(44)は幼いころから家業を手伝い、大学卒業後の2004年に就農。品質と収量の向上に力を注いできた。3Sシステム導入の目的は①売り上げ確保のための収量アップ②土壌病害の回避③長期安定雇用の実現の三つ。県中山間研究所が同システムの開発・普及に取り組んでいると知り、養液栽培に詳しい妻の紫香子さん(44)と、勉強会への参加や現地視察を重ね、県普及指導員や地域の農家3人と18年にシステムの実証をスタートした。
同システムは、設備を自作するため導入コストが抑えられ、修理や改良もしやすい利点がある。飛驒{{ひだ}}地域では暖房設備や培地容量などを地域の環境に合わせて改良した。
また、1株ずつポットで栽培するため、土耕栽培よりも密植が可能となり、限られた面積でも収量を伸ばせた。導入前の飛驒地域の平均単収は約8㌧だったが、初年度から20㌧を達成し、現在は25㌧に達する。青枯病の発生も大幅に減少し、収穫期間の拡大により長期雇用も可能になった。
現在は市内13戸が導入し、LINEグループで情報共有するなど技術向上を図る。大輔さんは「栽培方法を見直したい人はぜひ挑戦してほしい」、紫香子さんは「女性も積極的に取り組んでおり、活躍の場が広がっている」と話す。









