ロボットでキュウリを収穫 労働時間短縮へ 深川市・岡田 徹さん
2026年10月23日
深刻化する農業現場の人手不足打破に向け、スマート農業を通じたDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が加速している。JAきたそらち管内の深川市では、AIを搭載したキュウリ自動収穫ロボットの試験運用が進められていて、生産
深刻化する農業現場の人手不足打破に向け、スマート農業を通じたDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が加速している。JAきたそらち管内の深川市では、AIを搭載したキュウリ自動収穫ロボットの試験運用が進められていて、生産現場からの注目を集めている。
キュウリは生育速度が速く、最盛期には収穫作業に追われるため、労働負担の軽減が課題だった。今回導入された機械は各地でAIロボット農場を展開する㈱AGRIST(宮崎県)が開発。ハウス内に敷設されたレール上を移動しながら、カメラとAIで実の大きさや位置を識別し、熟度を見極めた上で茎を傷つけずに自動で切断・収穫する。24時間稼働も視野に入れていて、作業負担の大幅削減が見込まれる。
ロボットを導入した㈱岡田ファームの岡田徹さん(57)は、「収穫は毎日で、手間もかかる。ロボットが夜間や早朝の作業を担ってくれれば、負担を劇的に軽減できる。労働力不足で規模の拡大を諦めていた地域農家にとって、営農を継続するための大きな希望になる」と期待を寄せる。
高品質な出荷をめざす同JAの宇野誠一青果部長は、「人手不足は地域農業全体が直面する課題。最新技術を取り入れることで、既存生産者の負担軽減はもちろん、新規就農者が参入しやすい環境づくりにもつながる。現場のデータと技術を融合させ、産地の生産基盤を維持・強化していきたい」と話す。









