日の出前3時間の温風暖房 4月のミニトマト裂果抑制に効果
2026年04月24日



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県のミニトマト産地では、裂果=写真=の発生が収量低下の要因となっている。裂果は高湿度の環境で発生しやすく、特に午前4~6時に集中して発生することが報告されている。
ミニトマトの促成栽培では、厳寒期は温風暖房機の稼働頻度が高く、午前4~6時
県のミニトマト産地では、裂果=写真=の発生が収量低下の要因となっている。裂果は高湿度の環境で発生しやすく、特に午前4~6時に集中して発生することが報告されている。
ミニトマトの促成栽培では、厳寒期は温風暖房機の稼働頻度が高く、午前4~6時ごろの相対湿度が90%未満に維持されるため裂果は発生しにくい。一方、4月以降は気温の上昇により暖房機の稼働が減り、同時間帯の相対湿度が90%以上となる場合が多くなるため裂果が発生しやすい。このことから、促成栽培では4月以降の時期の裂果対策技術の開発が求められている。
そこで、4月に午前4~6時ごろの時間帯にあたる日の出前3時間のハウス内の相対湿度が90%を下回るように、温風暖房機を稼働させる温湿度制御が、裂果の発生に与える影響を調査した。
その結果、温度が8度以下または湿度が90%以上となった場合に、温風暖房機を稼働させる温湿度制御を行うことで、温度が8度以下になった時のみ稼働する温度制御に比べ、2023年は3.2%から0.4%に、24年は16.9%から3.6%にそれぞれ裂果の発生率が減少した=図。
今後は燃油コストの削減を図るため、温湿度制御の効果的な時間帯や制御時間の短縮を検討し、効率的な制御方法の確立に取り組んでいく。
(県農林技術開発センター 農産園芸研究部門 田﨑里歩)








