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【地域おこし協力隊、成果が地域に根づく①】南阿蘇村・吉田洋樹さん、千芳子さん夫妻

2026年05月29日
     
麦の圃場に立つ吉田さん夫妻。「今、青葉が一番美しい季節」とほほ笑む
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 南阿蘇村の地域おこし協力隊を経て、卒隊後に新規就農を果たした吉田洋樹さん(43)、千芳子さん(35)夫妻。

 関東のIT企業に勤めていた洋樹さんは、コロナ禍に食の重要性を実感。農業を志し、故郷の熊本市へUターンした。一方、千芳子さんは、自然

 南阿蘇村の地域おこし協力隊を経て、卒隊後に新規就農を果たした吉田洋樹さん(43)、千芳子さん(35)夫妻。

 関東のIT企業に勤めていた洋樹さんは、コロナ禍に食の重要性を実感。農業を志し、故郷の熊本市へUターンした。一方、千芳子さんは、自然栽培へ関心を持ちNPO職員として海外で活動。就農をめざし帰国後、実家の氷川町で農業への道をインターネットで探った。

 知人から同村の協力隊募集を教えられた洋樹さんは「協力隊の活動が、就農独立までにつながる充実した制度であることが応募の決め手となった」と話す。一方、千芳子さんは「有機農業推進プロジェクトという明確な募集に()かれた」と語った。共に2022年、協力隊の新規就農プロジェクト第1期生。協力隊活動の中で意気投合し結婚。卒隊後の就農を一緒にめざした。

 協力隊時代に配属された農業公社で耕作放棄地の整備や栽培技術研修のほか、直売所への出荷やマルシェなどで販売も経験し、経営の基礎を習得。活動中には、農村地域での信頼関係も構築した。山麓の古民家で暮らす現在、宮総代を担うなど地域の若い担い手として期待されている。

 約3㌶でサツマイモを主軸に里芋や米・麦・大豆などを生産。販路は、オーガニック系企業とECサイトだ。「天候に左右される難しさはあるが、自分たちのリズムで暮らせる」と充実感を語る吉田さん夫妻。今後は安定した生産と加工品づくりなどにも意欲を見せ、「自分たちで作った小麦でパンを作り販売するなど、食に関わる取り組みを広げたい」と未来像を描いている。

吉田さんのインスタグラム「農園 ベルの()」のURL→(https://www.instagram.com/tree__of__bell/)

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