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【郷土めぐり】入善町・入善乙女キクザクラ

2026年06月26日
     
100枚もの花びらで一花をなす希少なサクラが自生する
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 入善町吉原に、国の天然記念物に指定されている「杉沢の沢スギ」がある。

 沢スギ林内には、希少品種の菊咲き性のサクラが自生している。このサクラは、一つの花に100枚以上の花びらを付け、白色からピンク色へ少しずつ変化していくことが特徴で、「入善

 入善町吉原に、国の天然記念物に指定されている「杉沢の沢スギ」がある。

 沢スギ林内には、希少品種の菊咲き性のサクラが自生している。このサクラは、一つの花に100枚以上の花びらを付け、白色からピンク色へ少しずつ変化していくことが特徴で、「入善乙女キクザクラ」と名付けられた。

 4月中下旬から約2週間の開花時期には、ふわふわとした愛らしい花を咲かせ、訪れた人の目を癒やしている。

 沢スギは黒部川扇状地の扇端の湧水地帯に生育する、全国的にも貴重な天然性林だ。海岸近くの湿地2.67㌶に生い茂り、幹枝が地面と接した部分から根が張る伏条更新などの特徴がある。

 林内の湧き水は黒部川扇状地湧水群として全国名水百選に選定されており、湧き水や地下水の影響で冬でも暖かく、タブノキ、ユズリハなど暖地性の植物が生育する。また黒部川の氾濫時に運ばれてきたとされるアケボノシュスラン、ノリウツギなど、山地性の植物も見ることができる貴重な場所である。

 (入善町農業委員会・前川祐喜子情報員)

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