【わがまちの特産物通信】矢祭町・国産ラズベリー
2026年09月18日
1973年に花農家として歩みを始め、品評会での農林大臣賞受賞や地域の組織化を経て矢祭町に花の特産品を確立させました。この50年で培った育種技術を原動力に、私は「国産ラズベリー」という新たな特産品作りに挑んでいます。
日本の気候に合う品種が
1973年に花農家として歩みを始め、品評会での農林大臣賞受賞や地域の組織化を経て矢祭町に花の特産品を確立させました。この50年で培った育種技術を原動力に、私は「国産ラズベリー」という新たな特産品作りに挑んでいます。
日本の気候に合う品種がなく海外産が占めるなか、2005年に開発を始動。海外品種群の交配や選抜を14年間繰り返しました。栽培マニュアルやデータがない中、1.3㌶の耕作放棄地を開墾し、水源確保や病害虫対策をゼロから構築。近年の高温障害も遮光などの工夫で乗り越え、ついに収量1200㌔を達成する栽培体系を確立しました。さらに25年には2品種の種苗登録申請が受理され、苗木の販売も可能になりました。
この苦難を乗り越えて実った自社育種ラズベリーを生食で販売したところ、国内ではほとんど流通していないフレッシュな生ラズベリーのおいしさにお客さまからも大変喜ばれました。「生のラズベリーのおいしさを届けたい」という強い想いのもと、今後は一般消費者や高級洋菓子店、大手ホテルチェーン、オーガニック市場へ販路を開拓していきます。
かつて不毛の地から一大花産地を築いた情熱を胸に、この奇跡の果実をわが町の未来を担う一大ブランドへと育て上げ、矢祭町の農業に新たな活気をもたらす挑戦を続けます。
(有) 矢祭園芸 代表取締役 金澤美浩










