真穴みかんを未来へつなぐ! データ活用し産地改革に挑む 黒田伊智男さん

2026年08月28日
     
黒田伊智男さん
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 八幡浜市真穴地区で、代々ミカン栽培を営む黒田伊智男さん(64)は、高品質ブランド「真穴みかん」の生産を支えるトップランナーとして知られる。


 黒田さんは温州ミカンを中心に栽培し、樹木ごとの水分管理と施肥を同時に行う「マルドリ方式(マルチ点滴

 八幡浜市真穴地区で、代々ミカン栽培を営む黒田伊智男さん(64)は、高品質ブランド「真穴みかん」の生産を支えるトップランナーとして知られる。


 黒田さんは温州ミカンを中心に栽培し、樹木ごとの水分管理と施肥を同時に行う「マルドリ方式(マルチ点滴かん水同時施肥法)」を地域でいち早く導入。糖度と食味に優れた高品質ミカンの安定生産を実現している。


 経験や勘だけに頼らず、気象データや栽培記録を活用した科学的な管理を進め、省力化と品質向上の両立を図るなど、持続可能な経営の確立をめざしている。「良いものを作れば、産地全体の評価につながる」と語る黒田さんは、自身の技術やデータを地域農家とも共有し、真穴みかん全体のブランド力向上に力を注いでいる。


 また、2020年5月には法人化し、黒田みかん農園㈱を設立。若手就農者の受け入れや雇用環境の整備にも取り組み、「若い人が夢を持てる農業」をめざしている。従業員宿舎の整備や働きやすい体制づくりなど、地域農業の持続化を見据えた経営改革も進める。


 温州ミカンだけでなく、「甘平」など中晩柑類の栽培拡大や加工品開発にも挑戦を続ける黒田さん。伝統ある真穴みかんの価値を守りながら、新しい時代の農業モデルづくりに挑む。

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