高市早苗首相は6月24、25日、経済財政諮問会議で「補正予算は緊要性の高いものに限定し、恒常的施策については原則当初予算で措置する」方針を示した。
予算編成をめぐる改革については折に触れて首相は言及してきた。改めて確認した格好であるが「当
農水省が本年度より新たに設定した「夏の熱中症等対策声かけ期間」が7月から始まった。キャッチフレーズは「いのちをうばう、夏のひとり作業」。同省が取りまとめた「農作業における熱中症対策総合パッケージ」の一環としての取り組みで、9月まで声かけ運
有償の農業支援サービスを利用している農業者は約3割で、利用していない農業者の約3割が今後利用する意向があることが農水省の調査で明らかになった。
農業支援サービスとは、不特定の農業者などに対して対価を得てサービスを提供すること。ドローン散布
農水省は6月30日、2025年産米の出回りから5月末までの米流通の動向を公表した。
集荷業者の集荷数量は玄米ベースで267万1千㌧(前年同月比25万4千㌧増)と前年同月から11%増加したが、比較可能な13年産以降で下から3番目の水準となっ
政府の規制改革推進会議は6月29日、第28回会合を開き「規制改革推進に関する答申」を取りまとめた。
農林水産関係では、農地の集約化の進捗率を評価する「農地集約率」が明確になっていないとし▽水田の算定方法案の公表(2026年度措置)▽樹園地
過去1年間に寄り合いを開催した農業集落の割合が5年前に比べ4.2㌽低下して89.4%になったことが農水省の調査で明らかになった。寄り合いを開催した農業集落の開催回数を見ると、5年前は「年6~11回」の割合が最も高かったが「年3~5回」が最
農水省は6月30日、2月1日現在の農業経営体数が前年から4.4%減少して79万9700経営体となったと発表した。このうち、個人経営体は75万9千経営体で4.6%減少、団体経営体は4万700経営体で1.2%増加した。
1経営体当たりの経営耕
自民党は1日に開いた会合で、南米(メルコスール)との経済連携協定(EPA)の交渉開始に当たり、日本の食料安全保障を守り抜くことを政府に求める決議を取りまとめた。
具体的には▽わが国が守り抜いてきた国益がいささかも損なわれるような合意は絶対
消費者庁、農水省、環境省は6月30日、本来食べられるにもかかわらず捨てられている食品(食品ロス)の2024年度推計量が前年度比3万㌧減の461万㌧となり、統計調査を開始した2000年以降で最低値になったと発表した。
このうち、食品関連事業
政府は6月30日、首相官邸で開いた経済財政諮問会議の第7回会合で「経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針)2026」の原案を示した。
同方針は政府の重要政策に関する基本的な方針を示すもので、翌年度の予算編成の指針になっている。農林水産業に
全国稲作経営者会議では昨年度、水田経営の規模拡大を図る会員生産者に参考情報を提供することを目的として、経営田面積がおおむね100㌶以上の6経営体を対象に調査を行った。調査結果から、経営規模の外形的な指標である①農地②人材③機械施設の拡大の経緯や方針、および④地域社会との関係性⑤省力化や生産物販売の実態――を紹介する。
農地集積は自発的な判断や地域内の離農進行によって緩やかに進行したとする経営が多かった(表の①)。農地集積の促進要因に挙げられたのは、地域社会や農地所有者からの信頼の獲得である。対象経営では、丁寧な圃場管理や条件不利圃場の積極的な引き受け、ブロックローテーションや担い手組織活動などを通じた情報共有などにより、地域社会との関係構築を図っていた(表の④)。都府県で100㌶以上を集積するなら、基本的に他集落への進出(出作)が必要である(都府県で100㌶以上の経営耕地のある集落の割合は3.2%=2020年農林業センサス)。他集落での信頼獲得には時間を要することもあるが、上記の取り組みの重要性に変わりはない。
近隣の営農組織との合併により農地を急拡大した事例も見られたが、合併に至るまでに3年間にわたる協議が行われていた。大規模生産者から農地が放出される(またはされそうな)場合、農地だけでなく組織・人・機械の引き継ぎに関する調整が必要であり、それには一定の時間を要する。
農地を集積するにつれ、農道や水路の管理負担の増大、耕地分散や多筆による作業効率の低下といった課題が現れる。有効な対応策は基盤整備であるが、所有者不明農地や相続未了地がその実施を阻んでいる場合もある。何らかの対応が求められるところである。
人材の確保は、先行採用・先行投資の方針が複数の事例で確認された(表の②)。人材育成は「2年で1人前」を理想とする意見があった。裏を返せば最短でも2年はかかるということであり、農地が放出された際に機動的に対応(集積)するためには、育成期間を考慮しながら人材確保を先行して進めておく必要がある。また、多くの経営は幹部人材と現場人材の2軸で人材育成を進めている。現場人材の育成と労務管理では作業管理のデジタル化やトヨタ式カイゼン、スケジュール管理、生産計画の策定、コストの意識化、チーム制の導入といった工夫がなされていた。
機械・施設投資の計画策定や判断の材料となっているのは、面積当たり減価償却費からの逆算や機械修理費、補助事業などである(表の③)。これらを的確に把握することで適正な投資が可能になる。メンテナンスを徹底することで機械を長期使用し、投資額を抑えることも重要である。規模拡大に伴い投資額は大きくなり、近年の資材価格や施工費の高騰も相まって、多額の設備投資が必要となっている。各経営における計画的な設備投資に加え、制度的な支援も求められよう。
規模拡大といっても、農地や人材、機械施設をただ2倍、3倍…と増やせばよいのではなく、それらをいかに効率的、効果的に利用して高い収益性を実現できるかが重要である。対象経営は直播栽培や米の契約販売に積極的に取り組んでいた(表の⑤)。これらは労働生産性の向上や収益の向上・安定に寄与していると考えられる。
人材管理や投資判断の領域も含め、規模拡大は経営の質的な転換を伴う。ある経営者はそれを「職人農業から事業経営へ」と表現していた。大規模経営者には企業家(アントレプレナー=技術進歩や組織改善、新しい生産物の創造、販路開拓を行う者)であることが求められており、それこそが大規模水田経営の本質的な要素と言えよう。
著者:日本獣医生命科学大学 桑原考史
2008年東京農工大学大学院連合農学研究科博士課程修了。博士(農学)。新潟大学朱鷺・自然再生学研究センター特任准教授などを経て、13年日本獣医生命科学大学講師。20年同准教授。

農水省は6月26日、食料・農業・農村基本計画に定めた目標・KPIの目標の達成状況を明らかにした。対象分野は▽国民一人一人の食料安全保障・持続的な食料システム▽環境と調和のとれた食料システムの確立・多面的機能の発揮▽農村の振興――の三つ。現











