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品質維持へ基準厳格にしブランド確立 知財功労賞で農水大臣表彰 山形県・つや姫

2026年06月26日
     
つや姫の米袋
つや姫の収穫作業(写真の一部は山形県農林水産部提供)
つや姫のロゴマーク
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 農産物の品種や名称といった知的財産権を活用し事業を発展させた自治体などに贈られる2026年度「知財功労賞」(特許庁主催)で山形県のブランド米「つや姫」が最高位の農林水産大臣表彰に選ばれた。山形県はつや姫に栽培管理や厳格な出荷基準を設け、育

 農産物の品種や名称といった知的財産権を活用し事業を発展させた自治体などに贈られる2026年度「知財功労賞」(特許庁主催)で山形県のブランド米「つや姫」が最高位の農林水産大臣表彰に選ばれた。山形県はつや姫に栽培管理や厳格な出荷基準を設け、育成者権と商標権を保護。国内トップクラスのブランドを確立している。


認定制度で流出防ぎ質を保つ

 09年に市場デビューしたつや姫は、高温耐性があり、丈が短く倒伏しにくい品種。粒が大きくつやがあり、白さが特徴だ。粘り、甘み、うまみに優れ、(一財)日本穀物検定協会による「米の食味ランキング」で16年続けて最高ランク「特A」を獲得している。

 品種開発では県内の生産や加工の専門家で構成した山形「つや姫」「雪若丸」ブランド化戦略推進本部で策定。生産、販売、コミュニケーション戦略に基づき取り組みを進めた。

 県は高品質なお米を生産するため、栽培管理基準を厳しくした認定生産者制度を導入。県内の生産者には①「栽培適地マップ」に基づく適地内に圃場があること、種苗の譲渡と自家採種の禁止②特別栽培米か有機栽培米に限定③玄米タンパク質含有率6・4%以下、1等米または2等米、自家消費を除き全量出荷(販売)――という基準を設けている。

 26年産の認定証を受けた生産者は約4700人で作付面積は約1万700㌶、前年に比べ約500㌶増えているという。


県外生産も許し流通量確保

 県内生産だけでは生産量が限られ知名度が上がらないため、県外でも奨励品種を採用している。

 栽培方法の指定など条件をつけ、生産を許諾、流通ロットの確保を進めてきた。許諾先から種苗の販売額に応じた許諾料を徴収し、育成者の権利維持に活かしている。県が許諾して栽培するのは宮城県、大分県、島根県などに増えた。

 09年には商標登録したロゴマークの使用を、県産だけに限定するなど差別化。このようなプロモーション活動を展開し、価格は他のブランド米と比べて高く安定させることで生産者の収入を増やしている。

 県農林水産部は「気候変動に負けない米づくりを生産者や関係機関と連携して進め、品質、食味、収量のそろった米どころをめざす」と話す。

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