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高機能鮮度保持袋を開発(ジェイケミカル)

2026年06月26日
     
ヒートシーラーで密封する
さまざまなサイズを用意
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 ジェイケミカル㈱(東京都文京区)は、米の品質を長期間保持する高機能鮮度保持袋「プロガード・フレッシュキープ」を開発した。精米後の米を用いて行った保存試験では、常温でも3年間、精米時と同じ水分量が保たれることを実証。精米による品質の劣化や定

 ジェイケミカル㈱(東京都文京区)は、米の品質を長期間保持する高機能鮮度保持袋「プロガード・フレッシュキープ」を開発した。精米後の米を用いて行った保存試験では、常温でも3年間、精米時と同じ水分量が保たれることを実証。精米による品質の劣化や定温保管にかかる電気代の高騰など、米穀業界が抱える課題を解決する資材として注目を集めている。

 今年の3月に販売を開始した同製品。「保護フィルム」「ガスバリアフィルム」「抗菌・抗酸化剤フィルム」の3層からなるポリエチレン製の袋で、空気や水分の透過をほぼゼロに抑え込めるのが特徴だ。同社で商品管理を担当する鹿間啓太さんは「精米後でも長期保存が可能になる上、常温に近い環境でも品質を保つことができる」と説明する。

 サイズは1㌔用(195㍉×270㍉)、2㌔用(200㍉×360㍉)、5㌔用(270㍉×450㍉)などの家庭用から、10㌔用、20㌔用といった業務用まで幅広く用意している。先行して販売していた「プロガード・ライスキープ」がチャック仕様だったのに対し、同製品ではヒートシーラーで密封する仕様に変更。製造工程が簡素化されたことで大幅にコストダウンし、より導入しやすい価格帯での販売を実現した。

 米の食味には水分率が大きく関係するとされる中、同社は3年間の保存試験を実施。市販のポリ袋で保存した場合、水分率は開始時(14.2%)から大きく低下(12.6%)したのに対し、同製品で保存した場合はほとんど変化がなかった(14.0%)。

 同製品の導入により想定される効果は、①常温保管による電気代の削減②二次包装回数の減少による物流費の削減③廃棄量・廃棄にかかるコストの削減――など。年間2500㌧の米を取り扱う中小規模の米穀事業者の場合、これらにかかる年間コストを50%ほど削減できると同社は試算している。

 また、小麦粉や茶葉、コーヒー豆など米以外の食材や、輸出品での活用なども視野に入れる。鹿間さんは「水分量が少なく長期保存が必要な素材とは相性がいい。また、過酷な環境になる海上輸送にも耐えられるので、輸出用の包材としても効果を発揮すると考えている」と話す。

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