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指定野菜とは? 消費量が多い野菜を国が安定供給

2026年06月05日
     
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瑞穂 ブロッコリーが今年の4月から指定野菜になったと聞いたんだけど、指定野菜ってなに?

耕一 簡単に説明すると、消費量が多く国民の食生活にとって特に重要な野菜として、国が法律に基づいて安定供給を支援している野菜のことだよ。

瑞穂 ということは、

瑞穂 ブロッコリーが今年の4月から指定野菜になったと聞いたんだけど、指定野菜ってなに?

耕一 簡単に説明すると、消費量が多く国民の食生活にとって特に重要な野菜として、国が法律に基づいて安定供給を支援している野菜のことだよ。

瑞穂 ということは、キャベツやニンジンも指定野菜ね?

耕一 正解。その2品目以外にも、キュウリ、サトイモ、ダイコン、トマト、ナス、ネギ、白菜、ピーマン、レタス、タマネギ、馬鈴薯、ホウレンソウが指定野菜になっていて、そこにブロッコリーが加わって合計15品目になった。指定野菜に新たな品目が加わったのは、1974年の馬鈴薯以来およそ半世紀ぶりということもあって、随分と話題になったね。

瑞穂 「安定供給を支援する」と言っていたけれど、もう少し詳しく教えてほしいわ。


「変動リスク」に対応

耕一 野菜は猛暑や台風など、天候によって作柄が変動するリスクがあることはわかるよね。供給量が変動しやすいということは、価格も変動しやすいということ。さらに、野菜には品目転換が比較的容易という特徴もある。つまり、価格が変動すると作付面積も変動しやすくなって、それがさらなる価格変動を引き起こしてしまう。

瑞穂 それは生産者、消費者、どちらにとってもよくないことね。

耕一 そうした変動をできるだけ抑えるための法律として、野菜生産出荷安定法がある。この法律では、「主要な野菜」について、①出荷の安定を図るために集団産地として形成することが必要な生産地域(=指定産地)を定め、生産・出荷を計画的に推進する②著しい価格低落時には、生産者の経営に及ぼす影響を緩和するための生産者補給金を交付する――など、野菜の生産・出荷と消費者への供給の安定性を確保するためのルールを定めているんだ。

瑞穂 その主要な野菜というのが指定野菜ね。

耕一 その通り。ちなみに、指定野菜に準ずる重要性をもつ野菜として「特定野菜」というのも同法で定められていて、コマツナやカボチャ、レンコン、甘藷など、34品目がある。ブロッコリーは3月まで特定野菜だったんだ。


保証基準額との差額の90%

瑞穂 生産者補給金はどんな場合にどのくらい支払われるの?

耕一 指定野菜の場合、対象となる野菜の旬別・ブロック別の平均販売価格が、平均価格(過去6年間の卸売市場価格を基礎に算出)の90%(保証基準額)を下回った場合に、原則、その差額の90%が出荷数量に応じて補てんされる。特定野菜の場合は、平均価格の(原則)80%を下回った場合に、平均販売価格との差額の80%が補てんされる。交付の対象となる要件には、①指定産地で生産された野菜であること② (独) 農畜産業振興機構が定める卸売市場等へ出荷された野菜であること③同機構が定める規格以上の野菜であること――などがあるよ。

瑞穂 財源は?

耕一 国・都道府県・生産者による積立金が財源になっていて、指定野菜の場合の拠出割合は基本的に3・1・1だよ。

瑞穂 なるほど。

耕一 それから、今説明したのは卸売市場に出荷する生産者などを対象にした事業だけど、そのほかにも、実需者と契約取引を行う生産者などを対象にした事業なども用意されている。

瑞穂 毎年どのくらいのお金が支出されているのかしら?

耕一 卸売市場出荷向けの事業(指定野菜価格安定対策事業)でいうと、24年度は29億500万円だった。100億円を超えた年もあるよ。

瑞穂 生産者が経営を見通しやすくなるだけでなく、私たち消費者にとっても欠かせない制度なのね。

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