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経営改善相談Q&A

Q:米価が高騰した今取り組むべきこと A:キャッシュフローと内部留保を考える機会

2026年04月10日

Q:米価の高騰をどう捉えていますか? また、そんな今だからこそ取り組むべきことはありますか?


回答者:愛知・愛西市 (株)戸倉トラクター 代表取締役 横井千広氏


A:米価だけでなく、さまざまなモノがインフレの影響を受けて高騰しています。米価に関

Q:米価の高騰をどう捉えていますか? また、そんな今だからこそ取り組むべきことはありますか?


回答者:愛知・愛西市 (株)戸倉トラクター 代表取締役 横井千広氏


A:米価だけでなく、さまざまなモノがインフレの影響を受けて高騰しています。米価に関しては、今まで沸々とたまっていたものが爆発したかのような高騰ぶり。少しずつ上がるならまだしも、これだけ急に上がるのは異常なことだと思います。

 会社としてここで考えなければいけないのはキャッシュフローと内部留保です。個人経営でも同じことが言えますが、ここで偶然手にしたお金をどのように使うかを考えなければいけません。ただ単に、海外旅行や車に変えるのはもったいない。法人経営であれば良い投資のタイミングでもあるし、ボーナス支給のチャンスでもあります。何事もバランスが大事だと思います。

 個人的には、最後に助けてくれるのはキャッシュです。投資をしすぎて銀行借り入れもできなくなり、手元のキャッシュがなくなり、給与が払えなくなってしまっては元も子もありません。借り入れができなくなっても、キャッシュが残っていれば経営はできます。資材が購入できなくなり、給与が払えなくなり、会社を立て直すことになると、積み上げてきたものが一気に崩れます。「黒字倒産」という言葉があるほどなので、考えて使うことが大事です。

 (もう)かっているといっても、われわれの業界は不安定要素に囲まれています。経営の存続を考えることが最大のリスクヘッジであり、未来への投資にもなります。次世代が困らない経営をめざそうと思ったら、キャッシュがあるに越したことはありません。資金があれば天災が襲っても生活の保障はある程度できますし、人材の流出も防げます。一気に貯金残高が増えてウハウハな気持ちはわかりますが、一時的な暴騰で得たお金です。どう使うかはその人次第ですが、いつも以上に緊張感もって使い方を考えたいところです。

◇次回は5月15日付

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