撮りたい理由を深掘りする三つの工程 農業カメラマン・網野文絵氏



「伝わる写真」を撮る方法
あなたが写真を撮る時は、どんな気持ちでシャッターを押しているだろう?
庭の花を友達に見せたい、栽培記録を残したいなど理由はさまざまだ。しかし、後日見返した時に重要なものが写っていなかったり、なぜこの写真を撮ったのか
「伝わる写真」を撮る方法
あなたが写真を撮る時は、どんな気持ちでシャッターを押しているだろう?
庭の花を友達に見せたい、栽培記録を残したいなど理由はさまざまだ。しかし、後日見返した時に重要なものが写っていなかったり、なぜこの写真を撮ったのか理由がわからないなんてことがある。
写真は単に目の前の出来事を枠に収めるのではなく、見せたいものをしっかり捉えて撮影すればシンプルでわかりやすく、そして見る人からの共感を得やすい。今回は、撮影する際に覚えておきたいポイントを紹介しよう!
あなたが写真を撮りたい時は、何かしらの原因があるはず。それを深掘りしていく三つの工程が大切になる。
①被写体を明確に!
写真や動画で撮りたい対象物を、専門用語で「被写体」という。例えば風景、植物、建物、乗り物、人やペットなどで、目に見えるもの全てが被写体になりうる。もしヒマワリを撮りたいのなら、カメラの画面にしっかり写しピントを合わせることが基本だ。
②なぜ撮りたいのか?
被写体が決まったら、撮りたい理由や目的を考えてみるといい。無意識にシャッターを押すことが多いかもしれないが、「伝わる写真」を撮るためには大事な工程。きれいな花をSNSに載せて、共感してほしいのも立派な理由だ。
③どう撮るか!
ここまでできると、被写体への気持ちが整理されていく。今度は写真を見る側に立って、どういう撮り方なら自分の意図が相手に伝わるか、工夫してみよう! 被写体全体を写すのか、中でも気に入っている一部分だけをアップで収めた方が伝わりやすいのか。スマートフォンを近づけたり、離したり…撮り方は千差万別。ヒマワリがたくさん咲いている様子なら畑全体を写すし、花が終わって、種ができている姿なら寄って撮影する。レンズの種類を切り変えたり、縦型で撮るか、横型で撮るかでも印象が変わる。
初めはこの工程が面倒な作業と思うかもしれないが、自分の心に耳をあて、気持ちを振り返ることで写真に「表現」がついてくる。言葉がなくても伝わる一枚を撮ってみよう!
◇次回は7月24日付








