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耕作放棄地を農地に復元 全国でも珍しい再生専門の法人 群馬・館林市 グージュ

2026年04月10日
     
再生作業に使う機械と野本さん
再生される前の 雑草が繁茂していた農地
再生され、きれいな更地に。耕作する準備を進めている
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 群馬県館林市に、全国的にも珍しい耕作放棄地の再生作業を専門に請け負う会社がある。同市の農地利用最適化推進委員・野本一弘さん(60)が立ち上げた㈱グージュだ。さまざまな重機を駆使して農地に復元し、その一部は買い取って管理を継続。堆肥を投入し

 群馬県館林市に、全国的にも珍しい耕作放棄地の再生作業を専門に請け負う会社がある。同市の農地利用最適化推進委員・野本一弘さん(60)が立ち上げた㈱グージュだ。さまざまな重機を駆使して農地に復元し、その一部は買い取って管理を継続。堆肥を投入して地力を回復させながら、農作物を栽培する準備を進めている。

 花や野菜の苗を生産・販売する野本さんが同社を立ち上げたのは2023年。17年に同市の推進委員に就任して以来、地域農業が直面する課題と向き合ってきたことがきっかけだった。野本さんは「高齢化や人手不足を理由に放置される農地が増え、害虫問題や不法投棄の原因になっていた。自然豊かで美しいまちの景観を維持するためにも、まずは自らが動いてみようと考えた」と話す。

 依頼は同社のホームページで受け付けるほか、市や農業委員会からの紹介で引き受けることもある。スキッドステアローダーや油圧ショベル、トラクターなどさまざまな機械を準備しているため、山林化した耕作放棄地でも対応可能だ。作業費は現場の状況によって変動するため、メール(info@gu-ju.co.jp)や公式LINEでの相談も受けている。

 これまでに再生を手がけた農地の面積は約5㌶。市内にある農地の地権者からの依頼が多いが、千葉県まで出向いた実績もある。野本さんは「依頼人はもちろんのこと、近隣住民からも感謝されることが多く、活動の励みになっている」と笑顔を見せる

  依頼を受けた農地を同社で買い取り、管理を続ける取り組みも行っている。「農地を手放したい」と考える不在村地主からの依頼も少なくないためだ。近隣の農地を中心に、すでに3㌶ほどを買い取っているという。

 買い取った農地は、作物がうまく育たないほど地力が低下しているものがほとんど。そこで野本さんは現在、刈り取った草木を堆肥化し、再生した農地に少しずつ混ぜながら地力を回復させる作業を進めている。状態のいい一部の農地ではヤマモモを栽培するほか、今後はやせた土地でも育つサツマイモの栽培にも挑戦する予定だ。

 同社の活動を広く知ってもらおうと、Youtubeチャンネルを使った情報発信にも力を入れている。アップロードするのは、耕作放棄地再生作業の一部始終。重機を使った作業は圧巻で、10万回以上の再生回数を誇る動画もあるほど人気を集めている。野本さんは「耕作放棄地の再生を専門にする会社は全国的にも例がないと思うが、だからこそ挑戦している。再生した農地で貸農園を開くなど、使い方もいろいろと考えていきたい」と先を見据える。


公式LINEはQRコードかホームページから登録可能


耕作放棄地 ・ 荒廃地の再生 株式会社グージュ / 竹林や雑木林の伐採もお任せください。/ アボカド・やまもも栽培中!


Youtubeチャンネルは下記参照


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