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Q:収穫体験でお客さまとつながりたい A:産直市での販売とつなげてみては

2026年10月02日

Q:イモ掘りなどの収穫体験でお客さまとつながろうと思うのですが、いい方法はありますか?


回答者:広島・三次市 (有)平田観光農園 代表取締役社長 平田真一氏



A:収穫イベントやお祭りで子どもをターゲットにしたものが多いですが、ご承知の通り、人口

Q:イモ掘りなどの収穫体験でお客さまとつながろうと思うのですが、いい方法はありますか?


回答者:広島・三次市 (有)平田観光農園 代表取締役社長 平田真一氏



A:収穫イベントやお祭りで子どもをターゲットにしたものが多いですが、ご承知の通り、人口減少の進む地方では10人に1人しか子どもはいません。子どもを狙った時点で、イベントは成功確率がぐっと下がります。


 なので、狙うなら、知りたい・学びたいという知的好奇心旺盛な中高年です。中高年は時間とお金に余裕がありますから少々お高くても知的好奇心が満たせるのであれば払ってくれます。私の友人は年間5万円のソバ栽培体験に通って、播種から収穫、そば打ちまで大満足していました。


 ヒントになるかわかりませんが、トヨタ自動車のディーラーは車を売るだけでなく、ドッグランやキャンプ場を併設したり、なんだったらそのディーラーの椅子に座って試験勉強している学生もいたりします。若者の車離れは深刻で、地方在住の若者の47・6%がその傾向にあります。だからこそ、お客さまといろいろな接点をつくり、車に乗る理由、販売店へ来る理由を丁寧に設計し直そうとしているみたいなのです。この発想を収穫体験にあてはめてみたらどうなるでしょうか。


 消費者が農産物を手に取るまでには、「知る」「行く」「買う」「また来る」という段階があります。産直市で「このトマトの朝採りを一緒にしてみませんか?」と収穫体験イベントにつなげるのです。そこで一緒に朝収穫したトマトをひとかじりしたら、そのお客さまは一生ファンでしょう。旬の食べ方をレクチャーする教室を開催し、「それでは収穫を一緒にしましょうよ」と。だんだん消費者は「買い物」ではなく「体験」を求めて訪れるようになります。一度来た人が「また来たい」と思う仕掛けが、リピーターをつくる。収穫体験と産直市での販売をつなげて、価格競争から逃れることができるのです。


◇次回は11月6日付

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