【人】根室市農業委員会 広報委員長 加藤 珠江さん(48)
北海道根室市農業委員会の「中立委員」として就任して9年目。「最初は緊張と不安の連続。でも地域に貢献できるうれしさを感じていた」と語る。
前職を退職し、生まれ育った根室の役に立ちたいと思っていたとき、友人から農業委員について聞き、事務局に問い
北海道根室市農業委員会の「中立委員」として就任して9年目。「最初は緊張と不安の連続。でも地域に貢献できるうれしさを感じていた」と語る。
前職を退職し、生まれ育った根室の役に立ちたいと思っていたとき、友人から農業委員について聞き、事務局に問い合わせた。総会を傍聴し、委員の地域農業に向き合う姿勢に感銘を受けて立候補した。就任後は、先輩委員が開く勉強会で基礎から学んだ。野村正浩会長(65)は「謙虚でまじめな姿勢が他の委員からの信頼を生んだ。勉強会では圃場から勉強のためにと雑草を持ち帰るほど熱心だった」と振り返る。
3期目の2024年に野村会長から「積極性と人望を兼ね備える加藤さんを」と広報委員長に抜擢された。広報活動を恒久化させたいという野村会長の思いから新設された委員会だった。
当時農業委員会だよりは不定期の発行で、農地に関する制度周知などが不十分と感じていた。定期的に発行するため、企画は会長と広報委員会、事務局で協議して決定。取材・執筆は広報委員と事務局が協力して行う体制を構築した。
そのかいもあり、今では年2回発行。JAの協力も得て市内の全農家と農地所有者に送付している。内容は農業委員会の全活動内容を載せる。農地パトロールや農業者年金の戸別訪問、要請活動などは「委員の皆さんの奮闘の一部」として特筆して紹介。新規就農者の記事や、農業委員会内で表紙写真を募集するなど、誌面を充実させてきた。
「今後は農業委員会の透明性を高め、農業者の皆さまに寄り添った広報をしたい。広報活動のバトンもしっかりつないでいきたい」と加藤さんは熱く語る。
加藤さんの任期は今年まで。任期満了まで“朝日にいちばん近い街ねむろ”の広報委員長の挑戦は続く。










