Home

記事

経営・流通

人材育成相談Q&A

Q部下への注意の仕方で悩んでいますA人格や経験の否定は避け、行動にのみ注目しよう

2026年07月24日

Q:私よりも年長者の部下が多く、相談や報告もなく指示とは違う作業をすることが度々あり、注意をしましたが厳しい言い方をしてしまい関係が悪くなりました。最近では私が我慢をして言わないようにしていますが、ストレスがたまるばかりです。今後はどのよう

Q:私よりも年長者の部下が多く、相談や報告もなく指示とは違う作業をすることが度々あり、注意をしましたが厳しい言い方をしてしまい関係が悪くなりました。最近では私が我慢をして言わないようにしていますが、ストレスがたまるばかりです。今後はどのようにしたらいいか悩んでいます。


回答者:愛知・大口町 服部農園㈲ 米農家の女将 服部都史子氏


A:上司とは、社長の立てた戦略・戦術に基づいて、それに添うよう指示を出す役割を命じられた人のことです。上司と部下の関係は、「上」と「下」という文字が使われているので、上下関係だと思いがちですが、与えられた役割が違うだけで、同じ目的に向かって協力し合う仲間という横の関係だということを忘れないでいたいですね。

 さて、現在は〝指導をすると関係が悪くなるから指導をしない〟という方法を取っているようです。本当に「指導をすること」と「関係が悪くなること」はイコールでしょうか?

 例えば、夫婦間や友達間のもめごとで、「その言い方に腹が立った」という経験はありませんか? ある調査では、コミュニケーションで相手に影響を与える割合は、話の内容7%、声のトーン38%、態度や表情55%だそうです。

 つまり、指導をする側は自分が話す内容にばかり注目していますが、相手は話し手の態度や表情に注目しているということです。せっかく指導をしても、相手が聞き入れなければ何も変わりません。なぜ注意をする必要があるのかという目的を確認し、伝え方を工夫してみましょう。

 伝える時のポイントとして、相手の人格や経験の否定は避け、相手のとった行動にのみ注目をすることをお勧めします。自分を否定されたと相手が受け取った場合、何を言っても認めたくないものです。年を取ると新しいことへの適応には時間がかかりますが、その分、経験値は豊富です。いい関係を築いて力になってもらえるといいですね。

◇次回は8月28日付

有料会員に登録すると会員限定の有料記事もお読みいただけます