バイオマス発電の廃液利用した獣害対策液剤

2026年09月04日
     
防護柵につるして設置
ガーデストPro
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 千葉県大網白里市のOffice try(敦賀智行代表、60)が開発した、臭いで害獣を寄せ付けない「ガーデストPro」が販売実績を伸ばしている。動物が本能的に嫌う焦げた臭いを発する液剤で、穴の開いた容器に入れ柵などにつるして使用するもの。購

 千葉県大網白里市のOffice try(敦賀智行代表、60)が開発した、臭いで害獣を寄せ付けない「ガーデストPro」が販売実績を伸ばしている。動物が本能的に嫌う焦げた臭いを発する液剤で、穴の開いた容器に入れ柵などにつるして使用するもの。購入者からは「動物が近寄らなくなった」などの声が多く寄せられている。


 販売を開始したのは2022年。売れ行きは好調で、現在は多い月で600本(500㍉㍑入り)ほどを出荷する。農作物の食害に悩む農家、列車と獣の接触事故を防止したい鉄道会社、道路法面の掘り返しに困っている自治体など、販売先はさまざまだ。


 近年はクマ対策の問い合わせも増えており、東北地方を中心に10件ほどの出荷実績をあげている。敦賀さんは「クマへの忌避効果は検証が難しく未知数だったが、納品先からは『姿が見られなくなった』など良い反応が届いている」と話す。


 同資材は、木材チップを燃料にしたバイオマス発電の廃液を原料にしている。価格は500㍉㍑入りで3300円(税込み)。使い方は簡単で、臭いが拡散するよう穴を開けたペットボトルに50㍉㍑ほど入れ、柵などにつるすだけ。対象動物の鼻の高さに設置することがポイントだ。


 敦賀さんが販売にあたって大事にしているのが、「購入者に寄り添うこと」。注文は基本的に電話(☎080・3083・6925)で受け付け、被害状況や現場の様子を聞き取って設置のアドバイスを送る。納品の前後に現地へ出向くことも少なくない。


 さまざまな現場を見てきたからこそ、設置方法に関する知見もたまってきた。たとえば、農地の周辺に設置するより、山と里の境界部分に設置した方が効果を発揮するケースが多い――など。臭いが拡散しやすいよう風向きを読んで設置するのは、どんな現場においても必須だ。敦賀さんは「力になれる可能性があるので、気軽に問い合わせてほしい」と話す。

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