Q:何でも自分でやってしまいます A:自分にしかできない仕事に時間を使おう
Q:後継者として農家を継ぎましたが、何でも自分でやってしまいます。人に任せるのが苦手です。
回答者:神奈川・藤沢市 (株)みやじ豚 代表取締役社長 宮治勇輔氏
A:後継者が成長するためには、「自分でやる」から「人に任せる」へ変わっていくことが欠
Q:後継者として農家を継ぎましたが、何でも自分でやってしまいます。人に任せるのが苦手です。
回答者:神奈川・藤沢市 (株)みやじ豚 代表取締役社長 宮治勇輔氏
A:後継者が成長するためには、「自分でやる」から「人に任せる」へ変わっていくことが欠かせません。
もちろん、家業に戻ったばかりのころは自分で何でもやるしかありません。現場を覚え、営業に行き、お客さまの声を聞き、経営を学ぶ。その経験は後継者にとって大切な財産になります。
私自身も、みやじ豚のブランド化を進め始めたころは、営業もイベントの企画も、取材対応も、飲食店の受発注や請求書の発行、個人のお客さまからの注文受付やクレーム対応まで、ほとんど自分でやっていました。もちろん、バーベキューも準備から片付けまで自分で動いていました。
ただ、あるとき気づいたのです。「このままでは自分も家業も成長できない」と。
私が今でも意識しているのは、「自分にしかできない仕事は何か」を考えることです。そして、「それは本当に自分がやるべき仕事なのか」と自問します。
もちろん、人に任せれば思い通りにいかないこともあります。失敗することもあるでしょう。でも、それでいいのです。任せなければ人は育ちません。そして、人が育たなければ、会社も育ちません。
私も仕事を任せることができたからこそ、新しい販路づくりやブランドづくり、講演活動、農家のこせがれネットワークなど、未来につながる仕事に時間を使えるようになりました。会社が成長したのは、自分の仕事の中身が変わったからだと思っています。
後継者は、目の前の仕事をこなす人ではありません。家業の未来を考え、その未来を形にしていく人です。だからこそ、自分にしかできない仕事に時間を使ってください。目の前の仕事を減らし、未来をつくる仕事を増やしていくこと。
それが、家業を次のステージへ進める第一歩です。
◇次回は10月16日付








