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「頼れる農業委員会」めざして活動 長崎・松浦市農業委員会

2026年05月15日
     
地域での話し合いは委員が先導
市農業委員会活動を支える会長と事務局。後列右から3人目が佐々木会長
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 長崎県松浦市農業委員会(佐々木龍二会長、73、農業委員19人、農地利用最適化推進委員18人)は、2024年度から所有者不明農地対策について能動的な取り組みをスタートさせた。現在は地域計画のブラッシュアップに向けて中心的役割を担い、農地集積を推進している。


報告書通じ各申請を支援、委員はすべての案件関与

 松浦市では、農地の貸借や売買の相談は農業委員と推進委員を通すことが定着。農地の権利移動や設定事務は、担当した農業委員・推進委員の氏名を記載し提出される「掘り起こし活動実績報告書」からスタートする。農業委員会事務局は、貸借期間満了の5カ月前に出し手と受け手に対して文書で通知し更新などの意向を把握。通知文書には、当該地区担当の委員の連絡先が載る。

 委員は、出し手・受け手の意向や賃料などを確認し、作成した報告書を事務局に出すため、すべての農地の貸借などに関与することになる。

 市単独予算の「市担い手農地集積促進借り手助成金」の活用もこの報告書を経て申請される。過去5年間の実績は新規・更新合わせて1293件、343㌶と活発だ。


経験活かした所有者不明対策 

 同市農業委員会では「所有者不明農地制度」の活用も積極的に進める。

 農業委員会事務局では、期間満了予定の通知をする際、登記名義人を確認。地権者名が異なる場合、農業者からの相談を待つことなく農地バンクの委託費で農業委員会に設置する推進員2人が相関図を作り、同制度の指導をする。

 これは24年に、更新予定の農地が所有者不明農地であることが判明したことがきっかけだった。すでに相関図を作成していたため、すぐに各委員が出し手・受け手の意向確認し公示。円滑な手続きで、同年内に利用権を設定することができたからだ。

 それ以降も名義人が異なる場合は事前に探索しており、これまでに5件、1万4412平方㍍の農地を、同制度を活用して利用権を設定する。現在も4件を処理中だ。

 14年の農地バンク法が施行された当初からバンクを通じた農地の貸借事務を農業委員会が担当してきたこと、また、すべての貸借などに委員が関与していることで地域の担い手と農地について最も詳しいことが功を奏した。


地域計画集約へ検討進む

 また、同市農業委員会では、実行やブラッシュアップなどの地域計画業務を一体的に実施。農業委員会で行うことが効率的と考え、25年度から中心となって進めている。

 本年度は地域計画の地区数を現在の22から16に集約することも予定する。土地改良区は単独の地区としていたが、集約対象にすることにした。土地改良区も他の地域計画と地権者などが重複する場合が多く、農業者が効率的に参加できるようにすることがねらいだ。

 地域計画などに関する地域での話し合いは、農業委員・推進委員が進める。会場の予約や当日のファシリテーターも委員が行う。委員の負担は小さくないが、佐々木会長は「これからも農地のことは何でも相談してもらえる、頼れる農業委員会として取り組んでいきたい」と話す。

 長崎県松浦市農業委員会(佐々木龍二会長、73、農業委員19人、農地利用最適化推進委員18人)は、2024年度から所有者不明農地対策について能動的な取り組みをスタートさせた。現在は地域計画のブラッシュアップに向けて中心的役割を担い、農地集積を推進している。


報告書通じ各申請を支援、委員はすべての案件関与

 松浦市では、農地の貸借や売買の相談は農業委員と推進委員を通すことが定着。農地の権利移動や設定事務は、担当した農業委員・推進委員の氏名を記載し提出される「掘り起こし活動実績報告書」からスタートする。農業委員会事務局は、貸借期間満了の5カ月前に出し手と受け手に対して文書で通知し更新などの意向を把握。通知文書には、当該地区担当の委員の連絡先が載る。

 委員は、出し手・受け手の意向や賃料などを確認し、作成した報告書を事務局に出すため、すべての農地の貸借などに関与することになる。

 市単独予算の「市担い手農地集積促進借り手助成金」の活用もこの報告書を経て申請される。過去5年間の実績は新規・更新合わせて1293件、343㌶と活発だ。


経験活かした所有者不明対策 

 同市農業委員会では「所有者不明農地制度」の活用も積極的に進める。

 農業委員会事務局では、期間満了予定の通知をする際、登記名義人を確認。地権者名が異なる場合、農業者からの相談を待つことなく農地バンクの委託費で農業委員会に設置する推進員2人が相関図を作り、同制度の指導をする。

 これは24年に、更新予定の農地が所有者不明農地であることが判明したことがきっかけだった。すでに相関図を作成していたため、すぐに各委員が出し手・受け手の意向確認し公示。円滑な手続きで、同年内に利用権を設定することができたからだ。

 それ以降も名義人が異なる場合は事前に探索しており、これまでに5件、1万4412平方㍍の農地を、同制度を活用して利用権を設定する。現在も4件を処理中だ。

 14年の農地バンク法が施行された当初からバンクを通じた農地の貸借事務を農業委員会が担当してきたこと、また、すべての貸借などに委員が関与していることで地域の担い手と農地について最も詳しいことが功を奏した。


地域計画集約へ検討進む

 また、同市農業委員会では、実行やブラッシュアップなどの地域計画業務を一体的に実施。農業委員会で行うことが効率的と考え、25年度から中心となって進めている。

 本年度は地域計画の地区数を現在の22から16に集約することも予定する。土地改良区は単独の地区としていたが、集約対象にすることにした。土地改良区も他の地域計画と地権者などが重複する場合が多く、農業者が効率的に参加できるようにすることがねらいだ。

 地域計画などに関する地域での話し合いは、農業委員・推進委員が進める。会場の予約や当日のファシリテーターも委員が行う。委員の負担は小さくないが、佐々木会長は「これからも農地のことは何でも相談してもらえる、頼れる農業委員会として取り組んでいきたい」と話す。

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