予算が成立し法案審議へ 与野党駆け引きで手間取る
参院予算委での集中審議と一般質疑などの日程調整で与野党間の駆け引きが続き、2026年度予算案が本会議で可決・成立されたのは4月7日になってから。アメリカのように省庁閉鎖に陥らないよう暫定予算を組み、堪えるべきところは堪えるなど最悪の事態へ
参院予算委での集中審議と一般質疑などの日程調整で与野党間の駆け引きが続き、2026年度予算案が本会議で可決・成立されたのは4月7日になってから。アメリカのように省庁閉鎖に陥らないよう暫定予算を組み、堪えるべきところは堪えるなど最悪の事態への備えは怠らなかった。だが予算が成立…とはいっても「特別国会はまだ途中」(霞が関筋)である。
それでも特別国会は一応ひと区切りというわけでその前半戦を振り返ると口をつくのは「議員の多くに戸惑いが見られた」という指摘である。これは議員に限ったことではない。省庁関係者も同様であった。
衆院で352議席を持つ連立与党なのだから、勢いを駆って予算の年度内成立へ一気に向かうとする筋書きを描くのは少なくなかった。しかし衆院ではまずまずも、参院に回ると失速してしまった。〝良識の府〟を前面に押し出す参院側の抵抗がうまかったといえばそれまでだが、〝優越〟が頭にあった衆院側は戸惑った。無理強いして参院を怒らせてしまったら「予算は成立していても法案審議が全く見通せなくなる」。霞が関は不安を抱いていた。
農水省でいえば、予算関連法案である農業構造転換の推進に必要な財源を日本中央競馬会(JRA)による国庫納付金から確保するための臨時措置法案と同会法の一部改正案がセットで3月末に成立したが、ほかに4件、6本の新法案、改正法案などの成立を計画している。
このうちの食糧法改正案が4月3日閣議決定され、すでに国会に提出されているが、与野党で合意すれば衆院農水委から審議に入るのが通常である。しかし必ずしもスムーズに機能していない米の需給調整に関する法律の改正であるから、重要法案扱いにされれば本会議からの質疑となる。
352議席を吹き飛ばすかのように示された〝参院の意志〟に戸惑いながら特別国会は150日の会期のうちの60日ほどを終えようとしている。








