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人材育成相談Q&A

Q:若い人に定着してもらうコツは? A:自分より若い人の採用を重ねていこう

2026年04月24日

Q:御社では20代の若い人が多く、定着しているそうですが、若い人の採用や定着してもらえるコツがあれば教えてください。


回答者:愛知・大口町 服部農園㈲ 米農家の女将 服部都史子氏


A:弊社の生産現場で働く職員はすべて正社員で、40代2人、30代

Q:御社では20代の若い人が多く、定着しているそうですが、若い人の採用や定着してもらえるコツがあれば教えてください。


回答者:愛知・大口町 服部農園㈲ 米農家の女将 服部都史子氏


A:弊社の生産現場で働く職員はすべて正社員で、40代2人、30代1人、20代6人の計9人です。今年の誕生日に30歳になる職員は、社歴12年のベテランで管理職を務めており、その他にも社歴5年以上の20代が4人在職しています。

 どうして若い人が入ってくるか、なぜ定着するかは、ズバリ、同年代の人がいるからだと感じています。同年代の人はライバルでもあり、同士でもあり、互いの精神的な支えになってくれていることは間違いありません。

 弊社の現社長が初めて期間アルバイトの面接を任されたのは20代の時でした。先代社長(現会長)からは「あなたが一緒に働くことになるから、あなたが良いと思う人にしなさい。その代わり、いくら農業経験があっても自分より年上の人を入れてはいけない」とアドバイスをもらいました。それ以降、2年に1度は採用を行い、採用する人と、すぐ上の先輩との年齢差を5歳差以下にするように心がけ、現在に至ります。

 実際に、即戦力だからとわれわれよりも年齢が上の経験のある方を、縁故採用したことがありますが、若い職員やわれわれと大きな心の隔たりができてしまい、辞めていただきました。その方は懸命に仕事をしてくれましたが、社長のめざす方向性とは合わず、われわれが未熟だったために上手(うま)くその方を動かすことができませんでした。

 まとめると、自分が若いうちに採用を行うこと。それが難しいなら、ご自身の年齢よりも下の方の採用を重ねながら、少しずつ今よりも若い方を採用していくことだと思います。

 そして最も大切なことは、妥協せず、この人と一緒に働きたいと思える人を採用し、共に汗を流すことだと思っています。

◇次回は5月29日付

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