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経営改善相談Q&A

Q:新しい挑戦、一人では限界を感じます A:自分なりの「つながり」を活かそう

2026年07月17日

Q:後継者として新しいことに挑戦したいのですが、一人では限界を感じています。


回答者:神奈川・藤沢市 (株)みやじ豚 代表取締役社長 宮治勇輔氏


A:家業は一人では変えられません。私はこれまで、農家のこせがれネットワークや家業イノベーション・ラ

Q:後継者として新しいことに挑戦したいのですが、一人では限界を感じています。


回答者:神奈川・藤沢市 (株)みやじ豚 代表取締役社長 宮治勇輔氏


A:家業は一人では変えられません。私はこれまで、農家のこせがれネットワークや家業イノベーション・ラボを通じて多くの後継者と出会ってきました。その中で感じるのは成果を出している後継者ほど「一人でがんばっていない」ということです。


 家業に戻ると同世代の仲間は少なく、社内では若手、地域では新参者。新しいことに挑戦しようとしても、先代や社員から反対されることもあります。私が30歳のときに農家のこせがれネットワークを立ち上げたのも、都会で働く農家の子どもたちに、農業の魅力や可能性を知ってもらい、実家に戻る選択肢を持ってほしいと思ったからです。その活動を続ける中で、全国のおもしろい農家の後継者たちと出会うことができました。新しい販路づくりに挑戦する人、地域を盛り上げようと奮闘する人。そうした仲間との出会いは、私自身にとっても大きな財産になっています。


 また、みやじ豚のブランド化も一人で実現したわけではありません。お客さまに自分たちの農場で育てた豚肉を届けるためには、加工や流通を支えてくれる協力会社の存在が欠かせませんでした。


 家業には土地や設備、お金といった経営資源があります。しかし私は、人とのつながりも同じくらい重要な経営資源だと思っています。


 そして後継者の皆さんも、学生時代の友人、前職の同僚、地域の仲間など、自分なりのつながりを持っているはずです。そのつながりをぜひ活かしてください。


 後継者は「何をやるか」を考えがちです。しかし、それ以上に大切なのは「誰とやるか」です。家業の未来は一人で切り(ひら)くものではありません。今あるつながりを大切にしながら、新しいつながりを育てていく。その積み重ねが家業の未来をつくるのです。


◇次回は9月18日付

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