農地マッチングを市が主導 徳島・美馬市農業委員会
美馬市では、地域農業の持続的な発展をめざして市農業委員会(河野耕八郎会長、農業委員19人、農地利用最適化推進委員18人)など関係機関と連携。農地のマッチングを活性化させ、農地利用の最適化に向けた取り組みを進めている。
美馬市では2025年5月、担い手がいない農地や将来的に耕作放棄地となるおそれがある農地の情報を集約し、地域の担い手に効率的に紹介する仕組み「美馬市版農地バンク」を構築、取り組みを進めてきた。
同制度は市農林課が実施する農地のマッチングサービスで、農地の「出し手」と「受け手」の調整役となる「地域プロジェクトマネージャー」を配置し、農地利用の最適化を進める。市の担当職員や地域プロジェクトマネージャーが間に入り、農地の紹介や条件調整など農地所有者と耕作者の橋渡し役を務める形だ。
同制度の利用料は無料。農地を貸したい所有者(出し手)が市へ貸付登録を行う。登録には、農地に1年以上の賃借権などが設定されていないこと、現況地目が田または畑であること、境界が明確であること――などの条件がある。借り手(受け手)が決まるまでは、農地所有者が適切に農地を管理することも求められる。
一方、借りたい人も借受登録を行い、希望する地域や面積、栽培作物などの条件を登録する。
市は登録情報を基に双方の意向を調整し、条件が一致すれば、徳島県農地中間管理機構を含めた三者による契約を締結する。
同制度を支える重要な存在が、地域プロジェクトマネージャーの山田洋一さん(47)だ。
地域プロジェクトマネージャーは、総務省の制度に基づき、地域課題の解決や活性化を目的に、行政と住民、農業者、関係機関をつなぐコーディネーター役を担う。山田さんは3年間、美馬市地域おこし協力隊で活動後、公募の選考を経て25年4月から同マネージャーに着任。農地の貸し付けについての相談対応や各種登録申請書の作成・サポート、関係機関などとの連携役を務めた。25年度は約8㌶の農地でマッチングが実現、27年度末までに20㌶のマッチングをめざしている。山田さんは「少しでも地域に貢献したいという思いで、一つ一つの相談に丁寧に向き合っていきたい」と熱く語る。
農業委員会でもこの取り組みに積極的に協力する。農地利用状況調査などで、遊休化している農地の所有者に利用意向調査を行う際などに美馬市版農地バンクのチラシを同封し、制度の利用を呼びかけている。
河野会長は「耕作放棄地の増加を食い止めるためだけではなく、規模拡大を考える担い手にとっても非常に良い制度だと思う」と語る。
美馬市では、地域農業の持続的な発展をめざして市農業委員会(河野耕八郎会長、農業委員19人、農地利用最適化推進委員18人)など関係機関と連携。農地のマッチングを活性化させ、農地利用の最適化に向けた取り組みを進めている。
美馬市では2025年5月、担い手がいない農地や将来的に耕作放棄地となるおそれがある農地の情報を集約し、地域の担い手に効率的に紹介する仕組み「美馬市版農地バンク」を構築、取り組みを進めてきた。
同制度は市農林課が実施する農地のマッチングサービスで、農地の「出し手」と「受け手」の調整役となる「地域プロジェクトマネージャー」を配置し、農地利用の最適化を進める。市の担当職員や地域プロジェクトマネージャーが間に入り、農地の紹介や条件調整など農地所有者と耕作者の橋渡し役を務める形だ。
同制度の利用料は無料。農地を貸したい所有者(出し手)が市へ貸付登録を行う。登録には、農地に1年以上の賃借権などが設定されていないこと、現況地目が田または畑であること、境界が明確であること――などの条件がある。借り手(受け手)が決まるまでは、農地所有者が適切に農地を管理することも求められる。
一方、借りたい人も借受登録を行い、希望する地域や面積、栽培作物などの条件を登録する。
市は登録情報を基に双方の意向を調整し、条件が一致すれば、徳島県農地中間管理機構を含めた三者による契約を締結する。
同制度を支える重要な存在が、地域プロジェクトマネージャーの山田洋一さん(47)だ。
地域プロジェクトマネージャーは、総務省の制度に基づき、地域課題の解決や活性化を目的に、行政と住民、農業者、関係機関をつなぐコーディネーター役を担う。山田さんは3年間、美馬市地域おこし協力隊で活動後、公募の選考を経て25年4月から同マネージャーに着任。農地の貸し付けについての相談対応や各種登録申請書の作成・サポート、関係機関などとの連携役を務めた。25年度は約8㌶の農地でマッチングが実現、27年度末までに20㌶のマッチングをめざしている。山田さんは「少しでも地域に貢献したいという思いで、一つ一つの相談に丁寧に向き合っていきたい」と熱く語る。
農業委員会でもこの取り組みに積極的に協力する。農地利用状況調査などで、遊休化している農地の所有者に利用意向調査を行う際などに美馬市版農地バンクのチラシを同封し、制度の利用を呼びかけている。
河野会長は「耕作放棄地の増加を食い止めるためだけではなく、規模拡大を考える担い手にとっても非常に良い制度だと思う」と語る。










