Home

記事

農政

週間ニュース

鈴木農相、飼料用米の増産期待 26年産 6万~16万㌧供給不足のおそれ

2026年05月15日

 鈴木憲和農相は4月28日の会見で、2026年産の飼料用米が6万~16万㌧供給不足になるおそれがあるとして増産に期待を示した。

 農水省は国産の飼料用米を利用して畜産物を差別化している畜産農家の需要見込みを約30万~40万㌧と推計。一方、1月

 鈴木憲和農相は4月28日の会見で、2026年産の飼料用米が6万~16万㌧供給不足になるおそれがあるとして増産に期待を示した。

 農水省は国産の飼料用米を利用して畜産物を差別化している畜産農家の需要見込みを約30万~40万㌧と推計。一方、1月末時点の作付け意向は24万㌧程度のため、畜産農家が必要とする需要量を満たしていない。

 鈴木農相はミニマムアクセス(MA)米や政府備蓄米からも飼料用米が供給されてきたが、国産による飼料用米の安定供給も重要な課題とし、生産者団体に対して需要に対して十分供給されるよう自ら求めており、ゴールデンウイーク明けも大規模生産者と意見交換を行っていくとした。

 需要見込みの根拠にも言及。畜産サイドから見たときに、①地元産米を利用②国産米を利用③国産米と併せてMA米も利用――の三つのケースが考えられ、これを足し合わせると約30万~40万㌧になるとした。ただ、飼料用米の生産量は、直近5年のうち4年が50万㌧を超えている状況で、特に22年産は80万㌧と、需要見通しの2倍以上となっている。鈴木農相は「大事なことは需要に応じた生産」と述べ、飼料用米の安定確保のためには30万~40万㌧が現実的で適当な生産量との認識を示した。

 同月17日の会見でも主食用、業務用、加工用など多用途米の「需要に応じた生産」を呼びかけており、精査が間に合わなかった飼料用米の状況を今回の会見で発表した。

有料会員に登録すると会員限定の有料記事もお読みいただけます