私が父から機械利用組合「神扇農業機械化センター」の経営を引き継いで、今年で31年。43歳のときでした。息子も40歳を過ぎ、そろそろ経営移譲の時期かと思っています。


 父たちが同センターを立ち上げたばかりの1970年代には、転作品目として、麦

 雇用を始めて戸惑うのは、身内感覚で雇用を開始した農家だけではありません。法人であっても戸惑うことは多くあります。


 法人となり、雇用を開始するときには、労災保険や雇用保険、社会保険ももちろん加入し、所定労働時間も決定し、労働条件通知書も作成

お手伝いがステップアップ


 長かった夏休みも終わり、いつもの日常が戻ってきました。今年の夏は、子どもの「仕事のお手伝い」を一歩ステップアップさせた夏でした。


 もともとわが家は農家ではなく、私が起業して、にんにくを育て、加工し、販売する仕事を始

 島根県の農村部で、福祉関係の役場職員から次のような話を聞いたことがあります。


 最近、一人暮らしになった高齢の母親を、東京や大阪などに出た息子などが呼び寄せることが増えてきた。しかし、その後あまり良い話を聞かない。暮らしは便利で草刈りもしな

 田んぼの仕事が少し落ち着いた8月の夏休み。霊山立山の登(と)拝(はい)を行った。霊山立山といえば、富士山・白山と並ぶ日本三大霊山の一つ。江戸時代には、麓に宿坊が立ち並び、全国からもたくさんの登拝者を集めた日本を代表する霊山だ。


 ところで、

 前回、人材の定着には「労務管理」を徹底することが大事だと言いました。しかし、徹底することがなかなか実践できない事情が農業にはあります。


 それは、これまで何度も書いた労働時間と農作業時間のずれです。所定労働時間は契約する時間となりますが、天

 近年、農水省が稲の直播技術の普及に力を入れていますが、直播栽培自体は新しい技術ではありません。1960年代の高度成長期に田植えの労働力が不足し、その対策として農水省が乾田直播を推進しました。当時はわが家も、田植えの労働力不足から乾田直播に

 地域で事業を続けるために、必要なこと、大事なことってなんですか。


 先日登壇させていただいたパネルディスカッションで、そのような問いがありました。もちろん経営技術的な、あるいは地域での行動など、小手先のあれこれはあるかもしれません。私もいろ

 大学生の頃、世田谷の馬事公(こう)苑(えん)にあったTSUTAYAで、玉村豊男さんの『田園の快楽』に出会った。その頃の私はすでに、「田んぼは、お米をつくるためだけの場所ではない」と、どこかで感じていた。


 田んぼには、水があり、風があり、た

 農業者ごとに丁寧に聞き取り、所定労働時間を設定し、労働条件を決定し、就業規則を作成する。この「労働時間管理」が私にとって社労士として農業に関わる最重要な事項です。それは今でも変わっていません。


 農業に特化した社労士として活動し20年近くな

 ご存じのように、トヨタ方式の「カイゼン」は、すでに製造業界では広く活用されています。もちろん、工業と農業では違いはありますが、どちらも生産現場があり、社員教育が重要という点は共通しています。


 トヨタでは、「カイゼン」の手法を農業経営の現場

 9月、収穫の季節だ。しかしこの原稿を書く手が重い。


 お盆の最中、千葉県を未曾有の豪雨が襲った。線状降水帯が発生し、想定をはるかに超える被害となった。

 農家仲間のライスセンター、大型機械、収穫期目前の水稲や大豆が泥水に飲み込まれた。1年をか

 実態に合わせて月ごとに労働時間を設定することが難しいと思われる方もいるかもしれません。


 まずは、「月ごと」をフラットにして考えてみましょう。季節・時季で考えてみることが大事です。基本的に農業は「月ごと」に作業されることはありませんが、季節

 2002年(平成14)に法人化し、長男が就農した頃から、急激に農地集積のスピードが速くなりました。


 一方で、組合設立当初の組合員の方たちが高齢を理由にオペレーターを引退し、数年後、全員がいなくなった段階で雇用を始めました。


 雇用型への転換