育苗箱施薬剤は水稲防除の根幹 


 育苗箱施薬剤の普及によって、水稲の病害虫防除は大きく変わりました。飛来したウンカ類の多くを定着初期に抑えることができ、現在では防除体系の土台になっています。


 しかし、どんな技術も万能ではありません。一部の個体

 かつて、夕方に散歩や庭先で過ごすことを「夕涼み」と言った。涼を求める行為や言葉は豊富だったが、今や使われることもなく暑さにさらされている。日本の夏はなぜこんなに暑くなってしまったのか。農業者が直面する炎天下での作業の解決策のため、また夏休

 秋冬野菜では、高温の影響によりハダニ類やチョウ目害虫などの多発が懸念される。多発してからでは薬剤防除の効果が十分に得られにくい場合があるため、発生初期からの対応が重要である。本稿では、主要害虫に対する薬剤防除と抵抗性管理を中心に、圃場管理

防除効果を高める圃場管理と天敵利用、発生抑える圃場管理が重要


 薬剤防除の効果を安定させるためには、害虫の侵入や初期密度を抑える圃場管理も重要である。これから定植する作型では、防虫ネットなどの物理的防除技術が有効であり、害虫の侵入抑制に役立つ

 温暖化により、秋季の遅くまで作物の病害が発生しやすく、越冬後の春季の立ち上がりも早くなっている。また、冬季の低温期が短くなることで、特に施設栽培においては、秋季に発生した病害が春季にまで持ち越される場面も増えているであろう。通常、気温が低

土壌病害、発生時期の長期化に注意


 露地、施設とも、秋季に播種、定植する作目では、土壌病害が発生する期間も長期化している。特に、発芽直後からの苗立ち枯れに注意が必要である。高温時の多雨で土壌が過湿になると発生しやすい。高畝などで過湿を避ける。

露地栽培、降雨前の予防散布が有効


 露地の葉菜類では、長雨時などには細菌による軟腐病、斑点病、黒腐病などが発生しやすい。特に台風などで強風を伴った場合には、茎葉が傷ついて病原菌が感染しやすくなる。これらの病原細菌は土壌に生息するため、土壌のマ

 さて、農業は圃場での作業が中心で、建設業などと並び屋外活動が多い分野だ。


 熱中症の防止を考える際、作業時間帯の考慮は不可欠だ。学校などで「1日の最高気温は14時頃に出る」と教わってきたのではないだろうか。だが、時にデータはこの説を裏切る。


 日本の夏の暑さの犯人は誰だろうか。


 一つは太平洋高気圧、もう一つは上空のチベット高気圧である。


 太平洋高気圧は「ハドレー循環」と呼ばれる大規模な大気循環によって生まれる。熱帯付近の高温で湿った空気は、雨を降らせながら上昇して乾燥する。そし


 稲に被害を与えるウンカ類には、トビイロウンカ・セジロウンカ・ヒメトビウンカの3種がいる。3種ごとに海外飛来の時期、被害の特徴、殺虫剤抵抗性が異なるため、それぞれの違いを十分に理解し、対象とする種に適した防除をする必要がある。ここでは、これ

斑点米カメムシ類編

 斑点米カメムシ類は地域ごとに種構成が異なる。全国的に共通する主要種としてアカスジカスミカメ、アカヒゲホソミドリカスミカメ、クモヘリカメムシが知られる。近年、クモヘリカメムシが分布を東北北部へ拡大している。また、2025年

 今夏も猛暑の予想が出ており、安定的な生乳の生産には乳用牛の暑熱対策の重要性が一層高まっている。そこで、乳用牛の繁殖低下防止対策について、北里大獣医学部の鍋西久氏に解説してもらった。


牛舎環境「見える化」が第一歩、乳牛と人の感覚に大きな違い

 

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暑熱対策は優先順位が重要、日光の遮断や断熱、換気カギ


 暑熱

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猛暑が「新しい常態」に 

熱帯夜続きでストレスが蓄積

 近年の

 生産者と実需者のマッチングを支援し、コメの市場動向に詳しい株式会社アグリ・プラン代表取締役社長の八木俊明氏に今後のコメ市場の動向や消費拡大における地域の取り組みを聞いた。


卸は倉庫と資金繰り課題 過剰在庫や顧客の減少も

 現状の米の消費・流通