【野菜病害虫特集】秋冬野菜の病害虫防除のポイント(虫害編)②
2026年08月14日
防除効果を高める圃場管理と天敵利用、発生抑える圃場管理が重要
薬剤防除の効果を安定させるためには、害虫の侵入や初期密度を抑える圃場管理も重要である。これから定植する作型では、防虫ネットなどの物理的防除技術が有効であり、害虫の侵入抑制に役立つ
防除効果を高める圃場管理と天敵利用、発生抑える圃場管理が重要
薬剤防除の効果を安定させるためには、害虫の侵入や初期密度を抑える圃場管理も重要である。これから定植する作型では、防虫ネットなどの物理的防除技術が有効であり、害虫の侵入抑制に役立つ。特に施設栽培では、施設を閉め切るまでの間に侵入・定着した害虫が越冬個体群につながるため、早期から侵入防止を徹底したい。なお、反射資材が織り込まれた防虫ネットでは、通常の防虫ネットより施設内の温度上昇をやや抑える効果も期待できる。さらに、害虫の発生源を減らすため、圃場内外の雑草管理や、摘葉・整枝により生じた作物残渣の圃場外での適切な処分にも努めたい。
作物によっては、天敵製剤を利用した防除体系も実用化されている。ミナミキイロアザミウマやコナジラミ類にはタバコカスミカメ、スワルスキーカブリダニ、リモニカスカブリダニ、ハダニ類にはミヤコカブリダニ、チリカブリダニ、ワタアブラムシにはコレマンアブラバチなどの利用が挙げられる。
天敵利用体系では、天敵の導入時期に加え、使用する殺虫剤・殺菌剤の影響を考慮する必要があるため、導入にあたっては地域の指導機関に相談することが望ましい。








