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特集

【水稲の害虫特集】海外飛来性ウンカと斑点米カメムシ防除のポイント②

2026年07月17日
     
イネカメムシの成虫
クモヘリカメムシの成虫
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斑点米カメムシ類編

 斑点米カメムシ類は地域ごとに種構成が異なる。全国的に共通する主要種としてアカスジカスミカメ、アカヒゲホソミドリカスミカメ、クモヘリカメムシが知られる。近年、クモヘリカメムシが分布を東北北部へ拡大している。また、2025年

斑点米カメムシ類編

 斑点米カメムシ類は地域ごとに種構成が異なる。全国的に共通する主要種としてアカスジカスミカメ、アカヒゲホソミドリカスミカメ、クモヘリカメムシが知られる。近年、クモヘリカメムシが分布を東北北部へ拡大している。また、2025年11月時点で、関東~九州北部の37都府県ではイネカメムシの発生が確認されている。過去3年は記録的な高温年となり、昨年は斑点米カメムシ類を対象に、過去20年で最多の延べ46件の注意報が発表された。今年も気象庁の3カ月予報で高温が予想され、予断を許さない状況である。ここでは、これら斑点米カメムシ類の防除のポイントを解説する。


農研機構 東北農業研究センター 田渕 研


雑草地や休耕地で増殖 適期の除草で被害助長を防ぐ


 斑点米カメムシ類が水田内で増えることは少なく、水田外のイネ科雑草地や休耕地などで増殖した後、出穂後の水田へ侵入して玄米を加害する。


 被害軽減には畦畔や水田周辺の除草が重要であり、出穂の14~7日前に行うとよい。除草を出穂7日前~出穂期や出穂後に行うと斑点米カメムシ類を水田に追い込み、被害を助長する可能性があるので注意したい。


 出穂後に草刈りを行う場合には、殺虫剤の残効のある、散布当日~7日後までの実施が登熟中後期の被害低減に有効とされる。


 また、イネ科雑草やカヤツリグサ科雑草は水田内で斑点米カメムシ類の餌場や繁殖場所となり、出穂前の定着や被害発生に影響するため、水田内の除草管理も重要である。


除草や薬剤散布は地域一斉に 防除適期は種によって異なる


 本田における殺虫剤散布については、アカスジカスミカメでは穂ぞろい期から7日後、アカヒゲホソミドリカスミカメやクモヘリカメムシ、イネカメムシでは出穂期が効果的であり、状況次第で追加防除(7~10日後)を行う。


 斑点米カメムシ類は生息場所を頻繁に変えるため、除草作業や殺虫剤散布は地域で一斉に行うことが望ましい。


 カメムシ種や地域によって薬剤の効果や散布適期、散布回数が異なることから、病害虫防除所や普及センターなどによる最新の発生情報や防除指導を参考にされたい。なお、薬剤散布時にはドリフトなど周辺環境への影響に留意したい。


終わり




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