【野菜の病害虫特集】秋冬野菜の主要病害虫防除のポイント(病害編)②

2026年08月14日

土壌病害、発生時期の長期化に注意


 露地、施設とも、秋季に播種、定植する作目では、土壌病害が発生する期間も長期化している。特に、発芽直後からの苗立ち枯れに注意が必要である。高温時の多雨で土壌が過湿になると発生しやすい。高畝などで過湿を避ける。

土壌病害、発生時期の長期化に注意


 露地、施設とも、秋季に播種、定植する作目では、土壌病害が発生する期間も長期化している。特に、発芽直後からの苗立ち枯れに注意が必要である。高温時の多雨で土壌が過湿になると発生しやすい。高畝などで過湿を避ける。ある程度生育が進んだ果菜類の苗でも、長雨などによって土壌の過湿が続いた場合には、萎凋(いちょう)病や半身萎凋病、黒点根腐病などの糸状菌による土壌病害が発生しやすい。これらの土壌病害が前作等で多発生した圃場では、土壌消毒を行うことが望ましい。土壌消毒では燻蒸(くんじょう)剤を用いる方法のほか、土壌に有機物をすき込んで潅水し、被覆を行う還元消毒が有効である。還元消毒は、夏季に閑作となる圃場では、高温時に行えば消毒効果が高まる。


露地栽培、降雨前の予防散布が有効


 露地の葉菜類では、長雨時などには細菌による軟腐病、斑点病、黒腐病などが発生しやすい。特に台風などで強風を伴った場合には、茎葉が傷ついて病原菌が感染しやすくなる。これらの病原細菌は土壌に生息するため、土壌のマルチ被覆などで降雨による土壌の跳ね上がりを防ぎ、降雨前に銅剤を散布して予防する。


 露地野菜でも、秋季には糸状菌による茎葉のべと病や菌核病が発生する。これらの茎葉の病害は農薬散布によって防除するが、長雨などの高湿度時は要注意であり、降雨前の予防剤や、降雨終了直後には浸透性がある治療剤を散布して、要防除期を逃さずに防除を行う。


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