効果的な除草には水管理が重要

 中・後期除草剤を使用する際には、農薬ラベルの表示事項を十分に確認することが基本である。  

 適用雑草に対象種が含まれているか、使用時期が移植後日数やノビエ葉期、収穫前日数などの基準に適合しているかを確認する必要

有効な薬剤の適切な防除で高品質米の生産へ 

 水稲栽培における雑草防除は、かつては一発処理剤による初期防除でその大半を完結させることが理想とされてきた。しかし近年は、気候変動や耕種的条件の変化により、初期防除だけでは抑えきれない「取りこぼし雑

同一系統連用避け抵抗性防ぐ

 加えて、近年深刻化しているのが、除草剤抵抗性雑草の問題である。  

 スルホニルウレア(SU)系の有効成分を含む除草剤を適正に使用しているにもかかわらず特定の雑草が大量に残る場合、SU抵抗性雑草の可能性が高い。これ

 近年、温暖化の進行や極端気象の増加により、リンゴ栽培を取り巻く環境が大きく変わりつつある。高温・多湿条件を好む褐斑(かっぱん)病や炭疽(たんそ)病が各地で多発し、従来の防除体系が効きにくくなる事例も増えている。さらに、薬剤感受性の低下が指

 ナシマルカイガラムシは枝幹・葉・果実に寄生し、果実には赤紫色のリング状斑点を残して商品価値を下げ、枝幹では寄生数の増加により生育不良や枯死を招く。越冬は枝幹上で1齢幼虫で行い、年2回発生する。歩行幼虫は殺虫剤に最も感受性が高く、第1世代は

 炭疽病は果実の主要病害であり、高温・多湿条件を好むため、温暖化や集中豪雨の増加に伴い発生が拡大している。果実への感染期間は6月中旬~9月と長く、早期感染では小斑点のまま進展しないことが多いが、8月以降の後期感染では病斑が円形に拡大し、水浸

 クビアカツヤカミキリは2026年2月末までに17都府県で発生が確認されている。昨年は4県から特殊報としてモモやウメへの加害が発表されており、今後も発生の拡大に警戒が必要である。

 寄生樹は大量のフラス(糞と木くずが混ざったおがくず状のもの)

今年は2月中旬以降平年よりも気温が高く推移し、4月以降も気温が高く推移することが予測され、ここ数年の傾向と同様に病害虫の発生時期が例年よりも早くなると予測されることから、防除にあたり注意が必要である。害虫では近年問題となっている果樹カメムシ

 病原細菌は前年秋に落葉痕や皮目から新梢に侵入し越冬、気温の上昇とともに春型枝病斑を形成する。春型枝病斑で繁殖した細菌が降雨によって飛散し感染を広げる。

 防除はまず、開花直前の無機銅剤散布で初期感染を防ぐ。また伝染源密度を低減させるため春型

 葉、葉柄に黒色の小斑点を形成し、病気が進むと被害葉は黄化し早期落葉を引き起こす。果実には被害を与えない。品種間差異があることが知られ、「豊水」「新高」で被害が目立ち、「幸水」ではほとんど発生しない。

 病原菌は花芽や被害落葉で越冬し翌年伝染

 チャノキイロアザミウマは成虫の体長が約0.8㍉の小型の害虫である。

 幼虫と成虫が果実の果梗部(かこうぶ)と果頂部の表皮細胞に口針を差し込んで吸汁加害する。果梗部では、ヘタと果皮の間に潜んで果皮を吸汁するため、果実の肥大とともに傷が広がり、

 5月から梅雨期まではカンキツ類の開花期から幼果期に当たり、病害虫を防除するうえで最も重要な時期となる。気象庁の4月~6月の3カ月予報では、平年よりも気温が高く、降水量が多いと予想されている。気温の上昇は害虫の活動や増殖を活発化し、降雨は植

 そうか病は糸状菌が原因となって起こる病害で、葉、果実、枝に感染して発病する。

 本病は品種によって抵抗性が異なり、ウンシュウミカンやレモンは感染しやすく、中晩柑類は感染しにくい。若葉や幼果が感染すると植物組織が異常分裂して盛り上がった「いぼ

 昨年は夏季の平均気温が平年を2度以上上回り、観測史上、最も暑い夏となった。また、年間を通じても高温傾向の年が続き、冬季から春季の高温ではいろいろな病害が前年の秋季から持ち越され、春季の早期からの発生が懸念される。酷暑の夏季には、特に昨年の

 春夏期は気温上昇に伴い、施設・露地ともに微小害虫が増えやすい時期である。特にハダニ類、アザミウマ類、コナジラミ類、アブラムシ類は、発生初期の対策の遅れが被害拡大につながりやすい。防除にあたっては、発生初期を逃さず、作型に応じた適切な対策を