ある百姓の村づくり 白雪農園・エコビレッジ立山村 富山・立山町 坂口創作氏


親子連れがたくさん
白雪牧場には月に1回、たくさんの親子がやってくる。週末に開いている「里のようちえん」である。白雪牧場の原っぱで遊んだり、里のさまざまな暮らしを体験するプログラムとして、森のようちえん「まめでっぽう」の協力の下、2023
親子連れがたくさん
白雪牧場には月に1回、たくさんの親子がやってくる。週末に開いている「里のようちえん」である。白雪牧場の原っぱで遊んだり、里のさまざまな暮らしを体験するプログラムとして、森のようちえん「まめでっぽう」の協力の下、2023年にスタート。当初は全く認知されておらず、参加した子どもがわが家の娘だけという時もあったが、3年目となる今年は50~60人が集まる会もあり、賑{{にぎ}}わっている。
その賑わいの秘密は何だろうか。一つの魅力は、原っぱで子どもたちが思いっきり遊べること。田んぼなどの農業体験もあるが、ポニーのお世話をしたり、草花を集めたり、子ども同士で駆け回ったりと自由を謳歌している。遊んだら、牧場の野外キッチンでランチ。四季折々の旬の食材を使い、毎回豪華な料理が並ぶ。例えば春は、たけのこご飯や山菜天ぷらといったあんばいだ。
異文化交流も
さらに、ここ最近では外国からやってきた英語の先生たちも大勢参加。子どもたちに混ざって一緒にさまざまな日本の農村体験を行う。田園地帯の牧場には、異文化圏からやってきた先生たちと保護者の間でカタコトではあるが英語が飛び交い、コスモポリタンな空気が漂う。
ところで、こうしたプログラムをやる最大の意義は、農村の未来を作ること。小さなうちから農業や農村の暮らしの魅力に触れることで、未来の農家がその中から育てばとの願いがある。
また、里のようちえんに参加した親子の中には、農村での子育てに魅力を感じて、数は少ないものの、参加がきっかけで移住する方もいる。手間と比べて金銭の実入りはほとんどないものの、これまでとは違った未来の種をまいている実感はある。おそらく結果が出るのは、10~20年後。今から収穫が楽しみである。
◇次回は7月17日付








