Home

連載

つれづれ農日記

薫のにんにく通信 ㈱横福 鹿児島市・横山薫氏

2026年06月26日

乾燥が重要

 農園では、にんにくの収穫と収穫後の下処理作業が続いています。

 にんにくは畑から抜いて終わりではありません。根を切り、葉や茎を落とし、そこから乾燥の作業に入ります。

 新にんにくは水分を多く含むため、そのままでは長く保存できません。

乾燥が重要

 農園では、にんにくの収穫と収穫後の下処理作業が続いています。

 にんにくは畑から抜いて終わりではありません。根を切り、葉や茎を落とし、そこから乾燥の作業に入ります。

 新にんにくは水分を多く含むため、そのままでは長く保存できません。しっかり水分を飛ばすことで、一年を通して出荷できるにんにくになります。この乾燥がうまくいかないとカビの原因になり、せっかく収穫したのに廃棄しなければならないこともあります。

 大切にしているのは、直射日光に当てすぎないこと、湿気をためないこと、そして風通しをよくすることです。地味で根気のいる作業ですが、お客さまに安心して届けるために欠かせない大切な工程です。鹿児島では5月の収穫後、すぐに梅雨がやってきます。長雨や湿気と向き合いながら、毎年、天気予報を見て試行錯誤を重ねています。

 5月中旬には、マレーシア・クアラルンプールの伊勢丹で開催された「九州フェア」に参加しました。私は今回初出店でした。どの商品を持っていくのか、現地で受け入れられる価格はいくらなのか、出発前から何度も悩みながら準備を進めました。

 現地では健康を意識されるお客さまが多く、試食をきっかけに購入につながる場面も多くありました。一番売り上げが良かったのも黒にんにくでした。

 その後、シンガポールの伊勢丹にも立ち寄りました。シンガポールで特に人気だったのは「塩麹{{こうじ}}にんにく」です。同じ東南アジアでも、国によって受け入れられる商品やお客さまの反応が違うことを実感しました。

今回学んだこと 

 今回の販売を通して、商品を作るだけでなく、その国の食文化やお客さまの好みに合わせて伝え方を変えることの大切さを学びました。

 マーケティングを現場で学ぶ貴重な機会となり、これからも日本のにんにく加工品の魅力を伝えながら、東南アジアでの営業を続けたいと思います。

◇次回は7月24日付

有料会員に登録すると会員限定の有料記事もお読みいただけます