【地域に根付くために必要なこと】women farmers japan㈱佐藤可奈子

2026年09月11日

 地域で事業を続けるために、必要なこと、大事なことってなんですか。


 先日登壇させていただいたパネルディスカッションで、そのような問いがありました。もちろん経営技術的な、あるいは地域での行動など、小手先のあれこれはあるかもしれません。私もいろ

 地域で事業を続けるために、必要なこと、大事なことってなんですか。


 先日登壇させていただいたパネルディスカッションで、そのような問いがありました。もちろん経営技術的な、あるいは地域での行動など、小手先のあれこれはあるかもしれません。私もいろんな答えが思い浮かびました。でも最後に頭の中をぐるっと一周して出た答えは「まずは自分が幸せになること」でした。


 最近、弊社メンバーと対話する中で、メンバーからよく出る言葉があります。それは「wofa(弊社の略、ウーファと読みます)がみんなにとってのパワースポットになりたい」でした。その言葉に私はいつも、とても感動します。


 というのも、まだ法人化する前の、女性農家コミュニティだった時のわれわれがどうだったのかというと、家族経営が多く、各々の農園の中で、上司部下同僚がいない環境で、力が発揮できず、あるいは成長を感じられず、自分以外(家族、子ども、地域)のためにこんなに働いているのに稼げず、悶々(もんもん)としながら、でも決定的な打開策も分からないという状態でした。とにかく日々の球を打つのに精いっぱいでした。


 そして私自身もそのころ、大きな失敗をし燃え尽き、農園を閉じる手続きをしていた時期がありました。その当時の私は「地域のため」その一点で、がんばり続けていたのです。でも立ち上げたそのコミュニティで「いろんな課題はあるけど、私たちは自分でコントロールできるものを扱おう。それは自分で自分をどう導くか」と認識し「自分はどう在りたいのか」そこにフォーカスし続けた結果、いま、それぞれが本当の意味での貢献が心からできるようになっていった気がするのです。


 「私は、幸せになる。まずそう決めてみてください」と言われたことがありました。幸せは誰かがしてくれるものでも、用意してくれるものでもありません。そう決めて初めて、自己犠牲や善意からの卒業ができたのかもしれません。もうすぐ秋。消耗していませんか。


◇次回は10月9日付

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