竹やぶ退治は大変~山裾の資源活用へ

2026年06月26日
     
竹やぶ退治の作業中
作業前の竹やぶ
No items found.

 この季節、全国を駆け巡ると、各地の山裾に竹やぶがものすごく広がっていることに驚きます。特に西日本、とりわけ九州で目立ちます。

 わが家の近くでも状況は同じで、管理を頼まれている古くからの耕作放棄地が竹やぶとなり、毎年そこからタケノコが侵略し

 この季節、全国を駆け巡ると、各地の山裾に竹やぶがものすごく広がっていることに驚きます。特に西日本、とりわけ九州で目立ちます。

 わが家の近くでも状況は同じで、管理を頼まれている古くからの耕作放棄地が竹やぶとなり、毎年そこからタケノコが侵略してくるのだけは食い止めていました。先月のゴールデンウイーク、息子とその友達に加勢してもらい、1反弱の竹やぶ退治に乗り出しました。

 今までも竹を切り出したことはありますが、ここの放棄地はなかなか大変でした。最初は、倒れた竹や藤の(つる)などが複雑に絡み合い、どこから手を付けてよいのかといった状態です。長い竹の寸法に苦戦しながらも、一本一本粘り強く切って引き出すと段々と地面が開けてきます。ほぼ1日がかりで、半分以上の竹やぶを退治できました。

 現在、全国でこれだけ竹やぶが広がっている背景には、竹自体を暮らしの中で使わなくなったことに加えて、こうした管理の大変さがあると実感しています。恐らく一人暮らしの高齢世帯では、竹やぶの拡大を押し返せないところが多いのではないでしょうか。

 現在竹やぶが広がっている山裾は、かつては桑や茶、たばこ、麻などが栽培され、貴重な現金収入をもたらしていたところです。竹については、近年、各地で竹チップやパウダー、竹炭などの活用が少しずつ始まっています。

 今後、竹自体や退治された後の山裾を活かして、ほとんど輸入に頼っている肥料や飼料としての資源活用ができないものでしょうか。地元での共同の保全体制づくりと新たな技術開発が並行して進んでほしいと願っています。

◇次回は7月24日付

有料会員に登録すると会員限定の有料記事もお読みいただけます