「トヨタ生産方式」の社員教育 幸手市・船川 由孝⑧

2026年09月11日
     
事務所に掲示している社訓は「真剣と集中」
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 ご存じのように、トヨタ方式の「カイゼン」は、すでに製造業界では広く活用されています。もちろん、工業と農業では違いはありますが、どちらも生産現場があり、社員教育が重要という点は共通しています。


 トヨタでは、「カイゼン」の手法を農業経営の現場

 ご存じのように、トヨタ方式の「カイゼン」は、すでに製造業界では広く活用されています。もちろん、工業と農業では違いはありますが、どちらも生産現場があり、社員教育が重要という点は共通しています。


 トヨタでは、「カイゼン」の手法を農業経営の現場改善や人材育成に応用したコンサルティング事業を実施しており、弊社はこれまで5回、その研修を導入してきました。


 トヨタ式カイゼンの基本ルールは、4S(整理・整頓・清掃・清潔)。基本的なことに見えて、これを習慣化するのは、意外に簡単ではありません。


 しかも、この四つの要素は、「整理」があって「整頓」ができ、「整頓」できて「清掃」ができ、その結果、「清潔」を保てるというように、前段階が次のステップの土台になっています。


 さらに5番目のSとして「しつけ」があります。4Sの目的を理解して自ら積極的に取り組む社員の意識醸成と会社風土を作るという意味です。社員ひとりひとりが、自分の頭で考える応用力を養うことにもつながります。


 弊社は、減農薬・減化学肥料栽培米や無農薬栽培米を安定した品質で生産し、ブランド化するために、生産履歴システムを活用した圃場1筆単位の生産管理を行っています。


 研修を通じて、社員には、その理念を実現するために必要なことを理解し実践してもらうために、年間の作業計画から逆算して、月ごと、週ごと、1日ごとの作業を明確化・共有化してもらいます。


 その上で、自らの業務内容を振り返り、社員どうしのつながりを強化することで、会社全体の連帯感を強めます。言い換えれば、会社の技術や今後の展開、方向性を共有できる職場環境をめざしているのです。


 実際、5S活動を励行したことで職場の雰囲気が明るくなり、社員のモチベーションもアップしたと感じています。


 この春、新たに2人が入社し、社員が5人になりました。まずは1日がかりの安全教室と、基本の4Sから研修を始めます。5Sにたどり着くのはなかなか大変ですが、そこまでいけば、どこに行っても通用する人材になってくれていると自信を持って言えます。


構成 榊田みどり

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