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ゼミナール

現代農業を支えるJGAP⑤ (一財) 日本GAP協会 普及・広報部 前田悠平

2026年06月19日
     
地元小学生の農作業体験
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 福島県只見町の (同) ねっかは、過疎化の進む地域で、稲作の維持や特産品開発に向き合い、農業と酒造りに取り組む中で、JGAPを管理基盤として活用しています。

 耕作放棄地が増える中、周囲の水田管理を担うケースが増え、現在では5軒の農家が町内

 福島県只見町の (同) ねっかは、過疎化の進む地域で、稲作の維持や特産品開発に向き合い、農業と酒造りに取り組む中で、JGAPを管理基盤として活用しています。

 耕作放棄地が増える中、周囲の水田管理を担うケースが増え、現在では5軒の農家が町内水田の約半数を管理しています。少人数で大面積の農作業を行うため、作業時期を分散できる酒米栽培を導入。複数農家が関わる中で、品質をそろえるための共通ルールとしてJGAPを活用し、安定した原料供給につなげています。

 酒は酒税法に基づき厳格な記録管理が求められますが、JGAPの日常的な記録管理により、証明ができています。JGAP認証は、輸出時において安全性と持続可能性を説明する根拠にもなっています。

 また、夏場の農作業と冬場の酒造りを組み合わせた経営においても、作業手順書やリスク管理表を整備することで、半年ぶりの作業でもミスなく行える体制を整えています。

 同社では、地域貢献にも力を入れており、毎年地元小学生の農作業体験を続けています。その米を焼酎にし、成人式の際に渡す取り組みも行っています。子どもたちを農地に迎え入れるためには安全管理が不可欠であり、日頃からJGAPに基づいて圃場や作業環境の安全確認を行っていることが、地域からの信頼にもつながっています。

 JGAPは、同社にとって、過疎化の進む農村で経営と地域を両立させるための重要な土台となっています。

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