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【ある百姓の村づくり】 霊山立山を登拝 白雪農園・エコビレッジ立山村 坂口創作氏

2026年09月18日

 田んぼの仕事が少し落ち着いた8月の夏休み。霊山立山の登(と)拝(はい)を行った。霊山立山といえば、富士山・白山と並ぶ日本三大霊山の一つ。江戸時代には、麓に宿坊が立ち並び、全国からもたくさんの登拝者を集めた日本を代表する霊山だ。


 ところで、

 田んぼの仕事が少し落ち着いた8月の夏休み。霊山立山の登(と)拝(はい)を行った。霊山立山といえば、富士山・白山と並ぶ日本三大霊山の一つ。江戸時代には、麓に宿坊が立ち並び、全国からもたくさんの登拝者を集めた日本を代表する霊山だ。


 ところで、立山登山といえば、立山駅(標高475㍍)からケーブルカーと高原バスを乗り継いで、室堂(標高2450㍍)まで行き、そこから歩いて3千㍍の山頂をめざすのが一般的。しかし、今回はかつての登拝者と同じく、麓から歩いて登ることにした。


 ベースキャンプの室堂まで、公共交通機関で2時間の行程も、歩くと2日。だが、観光客で混雑する乗り物をはた目に、歩きだと道中ほとんど誰とも会わない静かな道のり。自身の内面を見つめることができた道中であった。


 室堂からは、大先達に矢作直樹先生(東京大学医学部名誉教授)を迎え、妻や友人たちも合流。十数人でにぎやかにキャラバンを組んで、さらに1泊2日かけて立山三山(浄土山・雄山・別山)を縦走した。立山連峰の絶景を眺めつつ、歩きながら山の神様に感謝をささげ、山頂では祝詞をあげて祈り。まさに心を洗う旅となった。


 さて、普段田んぼをやっているが、今回歩かせていただいた山とも深くつながっている。田んぼで使っている水を生み出すのは、立山連峰。そして、歩いた時に感じた山の神々しさが水によって運ばれてくる。育てているお米も、水を通して立山の神聖さを頂いたものに他ならない。普段の営みに、山の恵みをより一層感じることができたのが、今回の登山の大きな収穫であろうか。


 これから稲刈りとなるが、霊山立山と共同して育んだ今年のお米が楽しみである。


◇次回は10月16日付

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