全国の農業担い手予測~毎年1万人の就農増加で安定

2026年07月24日
     
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 2025年農林業センサスの担い手データが全国、地方別そして都道府県別で発表されています。私の研究所では、個人農家の基幹的農業従事者データを使い、独自に開発した予測プログラムにより分析をしてみました。男女年齢階層別の現状だけでなく、現状推移

 2025年農林業センサスの担い手データが全国、地方別そして都道府県別で発表されています。私の研究所では、個人農家の基幹的農業従事者データを使い、独自に開発した予測プログラムにより分析をしてみました。男女年齢階層別の現状だけでなく、現状推移に基づく将来予測そして各年代で具体的にどれだけの就農増加を実現すれば長期的な担い手安定が実現できるのか、シミュレーションできます。


 今回は、全国分析について紹介します。この5年間で、担い手総数は、20年の136万人から25年の104万人へと24・0%減少しています=図。65歳以上の高齢化率は69・6%で変わっていませんが、75歳以上の比率は31・7%から34・3%へと上昇し、3分の1を超えています。5歳刻みで一番多い年齢層は70代前半となっており、70代全体では就農者全体の4割、39・1%を占めています。就農について、一番増加数が多い年代は定年延長の影響を受けて60代後半男性となっており、70代後半からは大量の引退が始まっています。


 このまま現状で推移すると、今後10年間で担い手は4割を超える43・1%減少し、30年後には現在のほぼ4分の1の27万人となります。しかし、これから、現状よりも毎年合計1万人の就農増加を20代・30代・60代の前半で男女バランスをとりながら進めたならば、今から15年後に現在の3分の2程度で下げ止まりとなり、その後回復に転じます。


 都道府県ごとのデータを見ると、実に大きな違いがあります。今後発表される市町村や小地域も同様でしょう。ぜひ、詳細な分析を行い、具体的な担い手確保の将来計画を立ててはいかがでしょうか。

◇次回は8月28日付

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