野球の季節 農林水産技術会議会長・本川 一善
楽しい〝球春〟来たる
今年も楽しみな野球の季節がやってきました。
子どもの頃は「○○・大鵬・卵焼き」といわれたチームのファンでした。同学年の剛腕投手の「空白の一日」事件に嫌気がさしてファンを辞めましたが、それでも「アンチ」というファンを続け
楽しい〝球春〟来たる
今年も楽しみな野球の季節がやってきました。
子どもの頃は「○○・大鵬・卵焼き」といわれたチームのファンでした。同学年の剛腕投手の「空白の一日」事件に嫌気がさしてファンを辞めましたが、それでも「アンチ」というファンを続け、現在は北国のチームを応援しています。
そんな私にとって、野球の季節は春の甲子園とプロ野球の開幕で始まるのが常ですが、3年前は日本中が熱狂したWBCの優勝で開幕しました。その興奮のままに、お昼は大谷選手の活躍を、夜は日本の推しの活躍を楽しんだものでした。
連覇をめざす今年も同じ展開を期待しましたが、直前にテレビ放送がなく、中継を見るためには特定の動画配信サービスへの加入が必要と知りました。退会自由で初回料金も抑えているので、誰でも中継を見ることは可能だとの触れ込みでした。
無いものねだりか?
「貧乏人は麦を食え」
1950年、米価高騰を受けて、当時の大蔵大臣が「所得に応じて米か麦を選んでほしい」と発言しましたが、これに由来して報道されたフレーズです。真意はどうであれ、配慮に欠け高圧的だとの印象を抱いた人々の強い反発を受けました。
今回も、大した金額ではないものの、「見たけりゃ加入しろ」と受け取って同じような感情を抱いた人たちもいたのではないでしょうか。ニュースでさえ映像の配信を制限されていることには心底うんざりしました。
英国では、有料テレビ局による独占放送を禁止する仕組みがあり、サッカーのワールドカップやテニスのウィンブルドンなどは、多くの国民が視聴できる地上波テレビで生中継が義務付けられているようです。わが国で同様の仕組みを求めるのは、無いものねだりでしょうか。
3年前、テレビを見た何千万人の日本人の想いが優勝を後押しした、というとあまりにもオカルトかもしれませんが、あのベネズエラがアメリカを破って優勝したのをみると、あながち戯言ではないような気がします。
◇次回は6月19日付








