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コラム・社説

主張

家族との会話を楽しむ時間に 5月の連休の過ごし方

2026年05月01日

 今年の5月の大型連休は、家族・親族で会話を楽しむことを意識してみてはどうだろうか。

 暦を見ると2日の土曜日から5日間。前後で休暇が取れれば、なかなか長い休みとなる。農業現場はこの日取りに左右されないが、遠方から帰省する家族と久々に会う機会

 今年の5月の大型連休は、家族・親族で会話を楽しむことを意識してみてはどうだろうか。

 暦を見ると2日の土曜日から5日間。前後で休暇が取れれば、なかなか長い休みとなる。農業現場はこの日取りに左右されないが、遠方から帰省する家族と久々に会う機会にもなろう。

 先日、農業委員会の会議や地域座談会などで進行役を専門的に務めるファシリテーターにお会いして〝会話の不思議さ〟を伺った。地域計画の策定の際にも全国各地を奔走され、現在も地域計画の実現やブラッシュアップについて取り組まれている方だ。(いわ)く、座談会などで成功体験を扱うと一方的になることが多く、自分に照らし合わせる人は少なくなる傾向にある。そのため最近では、同じ話題や内容でも失敗談や苦労話から話す。そういう事例はわがことと共感し話題が広がり、座談会もまとまりやすいそうだ。

 家族とは近況や思い出話だけでなく、国内外の心配事も話をしてみる。雨が少ない冬だったためダム貯水量に不安な地域もある。昨年に続きクマ被害も増え始めた。海外の紛争・戦争で食料だけでなく原油やナフサ不足が農業経営へどう影響が出るか。さらに、今後の自分の夢、地域の将来、農地、相続、先祖の墓――など、日ごろは話題にしないことも口にする。地元の地域計画や経営の話をしても関係が無いなど先入観は持たない。他業種の苦労や経験知が思わぬアイデアが出てくる可能性もある。農業や食、地域振興の壮大なロマンを聞いてもらえば、それがきっかけで将来の担い手や関係人口が育つかもしれない。

 せっかくの大型連休だ。農作業の合間や団らんの時間に、いろいろな話をしてほしい。

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