夏の暑さに注意 万全の対策をして過ごそう
日本で発生しうる災害は多々ある。地震はもちろん、これからの季節は台風の上陸が増え、大雨、土砂崩れなどにも悩まされる。人命被害は最も避けたいが、農業現場では作物や家畜に被害が及ぶこともあり農業者は自ら生活も守らなければならない。災害がないよ
日本で発生しうる災害は多々ある。地震はもちろん、これからの季節は台風の上陸が増え、大雨、土砂崩れなどにも悩まされる。人命被害は最も避けたいが、農業現場では作物や家畜に被害が及ぶこともあり農業者は自ら生活も守らなければならない。災害がないよう祈るが、昨今そこに「暑さ」が加わった。
ただの「高い気温」と侮るなかれ。今年、「酷暑」という気象用語が出現したが「猛暑」を越える言葉ができるほど、暑さが年々苛烈になっている表れだろう。例年この時期は本欄や各種記事で農業者への暑さに対する注意喚起を特集する。今号5面では夏季特集として日本の夏が暑くなる理由を解説した。暑い暑いとうめくだけでなく、科学的に理解し、今後の気象情報が解釈でき、気持ちにゆとりを持って対策できる一助になれば幸いだ。
各分野でも暑さは命にかかわるとして避けることを重視し、ルールの改定や設備導入などさまざまな工夫がされてきた。数年前から夏の高校野球の舞台・甲子園では、気温が高い時間帯は休みを設定している。日本のプロサッカー・Jリーグでも夏場の試合を減らすため、今年から8月に開幕し来年春に終わる「秋春制」に移行した。農業委員会がこれまで夏場に行ってきた農地パトロールも、炎天下で調査をしなくてもいいよう運用が見直された。
総務省消防庁によると7月27日から8月2日までの熱中症による搬送者数は、全国で9180人。このうち農業現場などでの発生は1%程度あり油断はできない。暑さの厳しい圃場や農業施設内の作業が多い農業者は、十分な水分補給や適切な休憩、逃げ込める冷暗所の確保など、万全の対策をして健やかに夏を過ごしてほしい。








