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センサスから見る農業担い手予測④ 持続可能な地域社会総合研究所 所長・藤山浩

2026年09月25日
     
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 今回は、北陸の担い手の年齢構成と年齢別増減そして現行推移予測と安定化シナリオについて紹介します。


 まず、図は、北陸の基幹的農業従事者の年齢構成を示したものです。全国と同様に70代前半が一番多い主力世代となっています。70代全体では従事者全

 今回は、北陸の担い手の年齢構成と年齢別増減そして現行推移予測と安定化シナリオについて紹介します。


 まず、図は、北陸の基幹的農業従事者の年齢構成を示したものです。全国と同様に70代前半が一番多い主力世代となっています。70代全体では従事者全体の45・8%を占めており、前回の東北(42.3%)と比べても一層高いことがわかります。年齢別の増減数では、全国と同じく60代後半が、従事者増加が一番多い年代となっており、定年延長の大きな影響が出ています。


 2020年、25年データを基に、現行推移での予測をしてみると、担い手は、北陸地方全体では、現在の70代の引退が進むことで、10年で半減し現状の51.0%まで縮小します=表。石川、富山、福井では減少幅が大きく、10年で半分以下となる予測です。例えば石川県は、70代後半が主力となり、60代以下の就農増加がやや伸び悩んでいます。

 

 30年後の55年に、現在の7割以上で担い手を安定させるシミュレーションを、毎年20代前半男女および30代前半男女の就農を同数増やすことを前提にして実施してみました。就農増加の合計必要人数が就農者全体に占める割合は、新潟=0.51%、富山=0.52%、福井=0.83%、石川=1.02%と各県で大きな違いがあることがわかります。


 なお、連載第1回に説明していますように、今回の担い手分析は個人農家を対象としています。個人では農業経営しない担い手を法人雇用だけで増やしている地域では、担い手予測が厳しいものになる可能性があります。

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